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勝負強いシュートが光る河村勇輝。緊張感のある場面でも決められるのは、幼いころからの 練習の賜物 だろう。
特に小学5〜6年生の時には、300本インのシューティングをしたあと、連続シュートのオリジナルメニューを自宅の庭のゴールでひたすら練習。さまざまなシュートに“連続○本”というハードルを課すことによって、「決めなければいけない」という緊迫した状況で決め切る力を培った。
また高校でも、毎朝毎夜のシューティングを欠かさない。その熱心な姿勢の裏には 「シュートがあまり得意ではない」という思い があるからだ。特に河村が「一生忘れられない」というのが、高校1年生のウインターカップ準決勝(vs.福岡大附大濠)。この時、河村はディフェンスに引いて守られ、3Pシュートが10本中0本だった(試合は58-61で敗戦)。耐え難い悔しさをバネに練習を重ね、シュートも大きな武器にした。
ちなみに毎朝毎夜のシューティング(合計1時間半〜2時間程度)では、合計500本インのシューティングメニューを行っているという。さらに「試合よりも負荷をかけて厳しい状況を作る」のが河村流で、例えばステップバックの3Pシュート一つ取っても、限界まで大きくステップバックして打つ。負荷のかかった状況でも決められるようになると、 試合で打つ時に楽に感じられる のだそうだ。 (月刊バスケットボール2023年2月)
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