衣茅世ノ唄故地ニアリ

衣茅世ノ唄故地ニアリ

『星屑』



誰かが言った
人はこの世から居なくなったら星になるのだと
今日もまたその星が増えたよ
アタシはそれを此処から見上げているだけ

何処かで今この世を去りました
誰かは分からないけど確かに今消えました
沢山の人が今一瞬にして消えました
悲鳴をあげて泣き叫んで消えました
もうこの世界に『安全』『安心』なんて
そんな保証は何処にも無いの?

テレビの中から流れる映像は
ラジオの中から流れる音声は
どれも痛々しくて避けてしまいたい
アタシにはどれも想像がつかない
だけど全てこの世で確かに起きたこと

誰かが言った
この世の終わりだと

一体誰なの?
争いなんて醜い事を作り出したのは
誰も望んではいないそんな汚らしい事
その両手切り落としてはくれないですか
明日呼吸出来るかどうかも分からない
そんな事を思いながら生きるなんて
アタシには耐えれないから

もしアタシがこの言葉を主張したとしても
決してこの世が変わることは無いでしょう
人は初めて大切な物を無くした時に気付く
自分の犯した罪にその罪の重さに
そして酷く後悔するその繰り返し

また今一つ増えたよ
今夜もまた一面に広がる星屑のもと
ゆっくりと夢の中へと落ちる
明日が罪の無い世界になるように


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