衣茅世ノ唄故地ニアリ

衣茅世ノ唄故地ニアリ

『いつか、また』



どれだけ呆れるくらい笑ったんだろ?
だから最後にその分涙が出るのさ
春を告げる桜はまだつぼみのまま

大きな返事を1つして貰った証書はただ重いだけ
まだ寒いこの季節に旅立つのはまだ早いんだ・・・
そんな気持ちは押し殺して最後の日だから笑うのさ


この坂道を上るのも下るのも
あの大好きなこの窓から見える景色も
ここから一歩進めばもう、それも終わり

晴天に涙が滲んでキラリ光る
これ以上のものなんて何もいらないくらいに
とてつもないもの手に入れたから
涙を止めてここからさよなら

『笑いなさい』と教えてくれた人
『泣いていいよ』と隣にいてくれた人
たくさんいて大切な人

いつか桜のつぼみが花を咲かす時
この場所でまた逢いたいよ
その日までどうか、どうかお元気で



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