いわぴいのドラマ日記

いわぴいのドラマ日記

October 5, 2008
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カテゴリ: ドラマ
 歴史的には辛いことばかりが続いてしまいましたね。西郷さんが島流しから戻ってきたところまではいいとして、結局それは薩摩の軍事力増強策の一環だったわけですから・・・。来るべき時に備えて呼ばれた西郷と 帯刀 は協力して京の都を守るために世に言う「蛤御門の変」で命を懸けて戦ったわけです。命を落とさなかっただけ良かったものの、やはり悲しい出来事には違いないですよね。大奥で暮らす天璋院の心にも薩摩藩が戦をしたことは、心の痛みとなったに違いないですよね。

 その大奥でも悲しい出来事は続きます。仲睦まじく暮らしていた家茂・和宮夫妻にやっと念願の子供が出来たということで、大奥中が沸きかえっていました。 天璋院 ですら喜びを隠さず、おもちゃを渡したりそれはもう大はしゃぎでしたよね。ただ、その喜びも束の間、懐妊は間違いであったことがわかって、和宮も天璋院も落胆するばかりでした。その上、一橋慶喜が朝廷と約束した蛤御門の報復のための長州征伐に、家茂自身が出陣するというさらに二人の気持ちをどん底に落とす事実が待ち受けていました。あらためて、世の中のうまく行かなさを痛感させられたお話でしたねぇ・・・。

 それにしても懐妊がわかったときの 堀北真希 の表情のかわいらしさといったらなかったです!演技にしてもできすぎというか、女性は子供の話になると本当に表情が変わるんだなあとあらためて感じさせられるような気分でした。まだそれほど目立たないおなかをさすりながら、慈愛の目を向ける彼女の表情はまさに母親のような印象を受けたのは、僕だけでしょうか?それだけに間違いがわかったときの落胆の表情は虚脱感にあふれていましたし、便乗して大喜びしていた宮崎あおいの涙の演技も本当に辛さを感じさせてくれていて、少し涙が出てきました。家茂の出陣前の記念写真のシーンでは、さらに気分が辛くなってしまいましたね。あれだけ中のいい親子が、夫婦が別れ別れになってしまう戦争というものは、やはり起こしてはいけないものだと実感しました。今回の一件では、天璋院と和宮が仲直りできたことだけが唯一の救いでしたね。

 憂いといえば、京の町を焼け野原にした帯刀も酒の席ですら沈んだ顔をしているのが印象的でした。勝ったからと言って浮かれるわけでもなく、むしろ自分が鹿児島の街を守りきれなかったときの印象が頭に焼き付いて離れず、今回の蛤御門の変のときの焼け野原がそれと重なったのかもしれませんね。戦争を起こしたくないのに行わざるを得ない、帯刀の家老としての苦悩がよく表現されていました。

 ただ、その帯刀も竜馬の言葉を借りれば「隅に置けない」ですよね。(笑)お近さんという妻がありながら、琴花なんて花魁に惚れてしまい、惚れられてしまうわけですから。色男、金と力はなかりけりなんていいますが、帯刀の場合には、少し弱々しくはありますが、「英雄色を好む」の方になるんでしょうか?原田夏希の花魁姿は確かに綺麗だったので、僕も見とれてしまいましたが・・・。うらやましい限りです。

 そんな甘い話は本のひと時のことで、長州との確執や幕府の衰退、各藩の動向などでますます時代は大きく動きそうです。勝海舟の周旋で坂本竜馬と小松帯刀が出会ったことで、一気に幕末の動乱を収束に向かわせるあの事件が起こるのはもうすぐです。それが天璋院にどう降りかかっていくのか、さらに物語りは加速していきそうで楽しみですね。

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最終更新日  October 5, 2008 09:50:25 PM
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