痔キル博士の部屋

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2009.01.08
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カテゴリ: 物思う日
この激寒の冬、突然に蟻の大群が家を襲ってきた。
例年になく庭の樫の木から団栗(どんぐり)が音を立てながら大量に庭に降り注ぐこの冬。 
日本で言う赤蟻と黒蟻の中間ほどの大きさの、ゴマのような生き物が窓枠から2mmほどの黒く長い線を作って小型の冷蔵庫へと向かっていた。
「はぁ~~~」 ため息が出た。 

密閉されているはずの冷蔵庫・・・・
右に蝶番のある大きなみかん箱ほどのサイズの白い容器を開けた。 
黒い線を作っていた生き物達が小さな四角い空間の中でワシの夜食のハムと塩辛の匂いに惹かれたのか沢山の黒い点となって3Dの白い壁の上で蠢(うごめいて)いた。

「おっ!」
声にならない驚きを口にワシは安全のはずだと思っていた白い容器の扉を慌てて閉めた。 
(冷蔵庫って密閉されているはず、だろう!?)
この瞬間、ワシは友人から50ドルで譲り受けたこの米国某有名メーカーの白い立方型容器への信頼感を失った、と同時に小さな黒い生き物への脅威と憧憬を感じた。(この寒い身の痺れるような冬、生きる為の食料を探すのに冷蔵庫の中まで侵入する本能に圧倒されたのだ。 )

しかし、パニックに陥らず、素早く対処しなければならない。
孫子の教えを利用することにした。
窓枠から長く延びたワシの緊急用食料庫に迫る黒い戦略的補給路を断つ作戦だ。 
だが家宅侵入をし、窃盗をしようとしている犯罪者であるこの小さな生物をどう捕まえるか・・・。 
まだ軽犯罪法しか適用できないであろうこれらの小さな侵入者を指で潰し死刑にするには気が引けた。 そしてそれには時間も掛かり過ぎる。 それ以上に圧縮死させられる生き物の断末魔の声は聞きたくなかった。 

その時、PCのモニターの横にあったダラー・ストアで購入した文明の利器、粘着テープ(セロファン・テープ)が目に入った。 この緊急時、連想ゲームのように考え着いたのは「ゴキブリ・ホイホイ」だ。 この粘着力を使い侵入者を獲捕することにした。
長さ50mmほどの薄い透明の武器を丸いコイル状のマガジンから次々に引き出すと、1ダース(12)ほどの自衛の為の兵器を製造し作戦を開始した。

侵入者は確実に戦略的補給路と情報網を確保していた。 情報士官と思われる黒い鎧をまとった兵士が頭部のアンテナを使い情報の交換をしているようだった。 もう、時間がない・・・
ワシは掃討作戦を開始した。

(ペタッ! ペタッ! ペタッ! ペタッ!)

5分ほどの急襲作戦は大成功だった。 逃げ惑う暇も与えずに一斉に検挙した100匹近い数の小さな犯罪者達は細い足を動かし悔しそうだった。 粘着テープに動きを奪われた彼らにはもう逃げる方法はない。 

しかし・・・その一方で、もう彼らの命を救う方法もなくなっていた。 

「一寸の虫にも五分の魂」 
憎悪ではなく、嫌悪に燃えた戦いを終えた後、また、空しいため息が出た。

■知恵
日本でもアメリカを真似した陪審員制度が始まる。
正しく裁くことの出来る人達の「知恵」が求められている中、裁判官や政治家などの不祥事がマスコミなどを通じ暴露され日本の倫理システム・構造が壊されて行っている。 
(タレント・キャスターの養成所と化した一部のマスコミには国家をも殺せる「ペンの剣力」を「発言の自由」の下に与えられている特権を忘れてはならない。 情報を流す前に千回も万回も吟味すべきだろう。 安易な報道をし訂正文を年間5回以上出すような責任のないマスメディアは解体する規制も必要かもしれない。)

正しい情報に裏づけされた知識から得た「知恵」を持つ気概を持たない限り、誤った情報の全てがいつの間にか正しくなってしまう。 
信頼できる親、先達、友人達、後輩達から教わり、学んだ知識・情報を大切に吟味し、これからの日本を支える若者達が使える「知恵」として、それらを伝えて行きたいと思う「今日この頃」です。  
(信念は曲げませんが「強固のゴロ」ではありません。)

蟻と言えば: 
◆ アリ
「蝶のように舞い蜂のように刺す」と称された元世界ヘビー級チャンピョンのモハメッド・アリの想い出ビデオを見た後、興奮し余韻の残った天然OLのN子の自宅。
(紅茶に添えた角砂糖に群がったアリを見て) 
N子:ギャーーー、お父さん、アリ、アリよ! アリが出た!
父: ばーか、あの人がこんな家に来るはずないだろぅ。
来たら蟻が十匹、アリがとう、だ!





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Last updated  2009.01.19 14:43:38
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