今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

2017.09.16
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カテゴリ: 短歌


7月号(同人誌「賀茂短歌」より)

めまぐるし地球の変動次世代の安否気づかう百二歳われ

(雑誌「短歌」平成二十五年七月号   題詠「国」       木村雅子  選)

(評)百二歳の作者が、案じておられる。しっかり受けとめたい。

せめて人間の顔でいたいよ百二歳そっと鏡におたのみ申す

(雑誌「短歌」平成二十五年七月号公募短歌館  特選   古谷智子 選)

(評)百二歳の作者の実感が、深い吐息のように表出されている一首だ。初句の字余りが反映され、上句の「いたいよ」という口語や、結句の「おたのみ申す」という祈りに強い説得力がある。

目標は一日五百歩足りない日は竹ふみをする老いの生きざま

(雑誌「短歌」平成二十五年七月号公募短歌館  佳作   前川佐重郎 選)

(雑誌「短歌」平成二十五年五月号公募短歌館   佳作   伊藤一彦 選)

8月号(同人誌「賀茂短歌」より)

短歌 ( うた ) という一条縄にすがりつつ百三歳を歩みいるわれ

( NHK名古屋短歌大会  平成二十五年八月五日  佳作  )

杖を持つ時期を失い百二歳二本の足でヨチヨチ歩く

背曲りも百と二歳の貫禄か歌友らの檄 笑うなよ空

( 第二十四回 全日本短歌大会  奨励賞   )

9月号(同人誌「賀茂短歌」より)

音量をしぼりラジオ体操中誰ものぞくなよ百二歳なれば

(雑誌「短歌」平成二十五年八月号   題詠「ラジオ」       志垣澄幸  選)

(評)ラジオ体操をする百二歳の元気な作者。老いて鈍くなった動きを見っれたくないというのか。「誰ものぞくなよ」には生きる余裕までもみえてほほえましい。

(つづく)


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最終更新日  2017.09.16 08:53:01
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