今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

2017.09.26
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カテゴリ: 短歌


渡辺つぎさんの入選歌 平成28年 NO.1

1月号(同人誌「賀茂短歌」より)

施設にて日暮れはいつも淋しくてすこし早目にカーテンを引く

(雑誌「短歌」平成二十八年一月号公募短歌館     佳作  三井ゆき 選)


2月号(同人誌「賀茂短歌」より)

一瞬のドラマと過ぎし心地して百五歳まで残る半年

(雑誌「短歌」平成二十八年二月号公募短歌館   特選  中川佐和子 選)

(評)高齢化社会となった今の日本、戦争の体験もあった一世紀を超える自らの歳月を、作者が振り返って、一瞬のドラマのようだと捉えていて味わいがある。自在な歌いぶりも魅力。


3月号(同人誌「賀茂短歌」より)

手を引きて歩ませし 息子 ( ) に手を引かれクリニック入りせり百五歳まぢか

(雑誌「短歌」平成二十八年三月号公募短歌館   佳作  三井ゆき 選)


数え子は九十六歳百四歳と肩を並べて施設入りせり

(雑誌「短歌」平成二十八年三月号公募短歌館   佳作  中川佐和子 選)


平成二十七年県民文芸 入選


あいうえお人生


あお空に見送られて一年生棒縞に黄の帯紅緒の藁草履


いさぎよく母と別れて天城越え女学生となり夢ふくらます


うろうろと職さがしする暇もなく姉の後追い教職につく


絵も文章も得意技なりし夫なれど五十八歳にてあっけなく逝く


おおらかな老後を万物に感謝して短歌にすくわれ百五歳となる


(第五十五回静岡県芸術祭 入選   植松法子・入野早代子  選)

(つづく)







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最終更新日  2017.09.26 08:33:51
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