後藤瑞義の短歌(160)
「賀茂短歌」第30巻第2号(昭和61年4月発行)
伊豆の雪(1)
伊豆の雪珍しければ口ぐちに言いつつ子等は外に出(い)でゆく
頭上より火花散らして雪の中電車はホームにすべりつつ来る
車窓より見ゆる公園のぶらんのの板にも雪は厚く積もれり
降り積る雪の下にも眠りいん春萌え出ずる草花の芽は
ベートーヴェンモーツァルトの心地よさ単身赴任の任地にて聴く
(つづく)
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