明石海人歌集
白描(160)
岩波文庫より
(注)明石海人(本名野田勝太郎)は、大正7年沼津町立沼津商業学校(現:県立
沼津商業高等学校)卒業で、私の先輩であることを知りました。
作者の言葉(1)
私が歌を習いはじめたのは昭和九年頃で、当時視力はもう大分衰え
ていたが註釈を頼りに万葉集などに読耽った。園内には長島短歌会
と云う同好者の団体があって、之によって作歌の便宜と刺戟とを受け
たことが尠くない。昭和十年一月水甕に入社させていただき、同じ八
月日本歌人に転じた。この頃には全く明を失って読むのにも書くのに
も人手を借りなければならなかった。
げ呉れたのみならず、いつも劬り励まして下すった温かい御気持には
感謝の言葉もない。
(つづく)
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