1月21日(月)
後藤瑞義の短歌(282)
「賀茂短歌」第42巻第6号(平成九年十二月発行)
葛の花(1)
切岸を這い上り咲く葛のつる舗装路に伸び踏みしだかれる
盛り上り盛り上りくる力あり崩れる前の一瞬の波
ごみ漁る烏小枝に飛び退きて人過ぐと見るや舞いもどりたり
一面の休耕田の草むらにま昼をただに満つる虫の音
くろがねの南部風鈴響くなり仕舞い忘れし台風の夜半
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