「内村鑑三書簡集」
(岩波文庫)より
(注)文語を口語に、わたしの意訳箇所もあります。
明治34年より
救済の真意
わたしが、もしわたしの同胞を救うことが出来ないとしたら、自分自身
をも救うことは出来ないでしょう。自身を救うことと同胞を救うことと
の関連はたいへん深いものがあります。わたしがひとり天国に昇ろうと
欲して昇れるものではありません。わたしが救われるのは同胞が救われ
るためなのです。一人部屋にこもって自分の救いだけを求める人は、救
済がどういうものか少しも分かっていない人です。
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