明石海人歌集
白描(168)
岩波文庫より
(注)明石海人(本名野田勝太郎)は、大正7年沼津町立沼津商業学校(現:県立
沼津商業高等学校)卒業で、私の先輩であることを知りました。
白描以後(6)
五月(絶詠)
夏はよし暑からぬほどの夏はよし呼吸器管など忘れて眠らむ
起き出でて寝汗を拭ふひとしきり水鶏の声は近まさりつつ
梅さくら躑躅いちはつ矢車草枕頭の花に年闌けむとす
起き出でて採る
溲瓶
の前後かかるしぐさに年を重ねし
(つづく)
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