後藤瑞義の短歌(290)
「賀茂短歌」第43巻第4号(平成十年八月発行)
大きなる地球(1)
大きなる地球の中の一部分この砂浜に波なぎて寄る
ウォアーとヘレンケラーの叫びしは水に触れたる魂ならん
建て替えと思いていしに屋敷跡駐車場にとなり果てにけり
結実のさくらんぼあまた地に落ちて踏みしだかるる見る人もなく
悠久の時をかけるや漆黒の巌洗いてたゆまざる波
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