4月22日(月)
万葉秀歌(上巻)(20)
斎藤茂吉著
昭和13年11月発行
(注)作品は書籍通りです、解説は簡略化、意訳している場合もあります。(後藤)
巻第一(20)
潮騒
に
伊良虞
の
島辺榜
ぐ
船
に
妹
乗
るらむか
荒
き
島回
を
(巻一・四十二)柿本人麿
「
伊良虞
の
島」は、三河渥美郡の伊良虞崎あたり。「島」は「崎」。
茂吉:一首は、「潮が満ちて来て鳴りさわぐ頃、伊良虞の島近く榜ぐ船に、供奉して
まいった自分の女も乗ることだろう。あの波の荒い島のあたりを、」というのであ
る。
茂吉:船に慣れないことに同情してその難儀をおもいやるに、ただ、「妹乗るらむ
か」とだけ言って、結句「荒き島回を」に応接せしめている。
後藤瑞義入選歌(令和2年)(1) 2026.05.29
渡辺順三歌集「日本の地図」1952年(… 2026.05.29
与謝晶子の歌(370)花のある風景――(… 2026.05.29