6月22日(土)
万葉秀歌(上巻)(81)
斎藤茂吉著
巻第三(12)
淡海
の
海
夕浪千鳥
汝
が
鳴
けば
心
もしぬにいにしへ
思
ほゆ
(巻三・二六六)柿本人麿
柿本人麿の歌。「夕浪千鳥」は、夕べの浪の上に立ちさわぐ
千鳥、湖上の低い空に群れ啼いている千鳥。
茂吉:一首の意は、「淡海の湖に、その湖の夕ぐれの浪に、
千鳥が群れ啼いている。千鳥等よ、お前等の啼く声を聞けば、
真から心が萎れて、昔の都の栄華のさまを偲ばれてならない、」
というのである。
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