9月30日(月)
万葉秀歌(下巻)(17)
斎藤茂吉著
巻第八
(17)
沫
雪
のほどろほどろに
零
り
重
けば
平城
の
京師
し
念
ほゆるかも
(巻八・一六三九)大伴旅人
大伴旅人が筑紫太宰府にいて、雪の降った日に京を憶った歌。
茂吉:沫雪は消え易いけれど、降る時は勢いづいて降る。そこで、
「ほどろほどろに」と繰り返している。ほどろほどろは、柔らか
い感じの雪が、勢いづいて降るということではないか。
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