11月18日(月)
令和元年後藤瑞義入選歌(よみうり歌壇他)(5)
五月号より(賀茂短歌)
一休みして万歩計のぞきたり四千五百七十一歩
(読売新聞静岡版 よみうり文芸 五月 一日 入選 渡 英子 選)
今日ひと日歌を作らず過ぎにけり 死 びとのごとく布団に入りぬ
(読売新聞 読売歌壇 五月 六日 一席 小池 光 選)
(評)すごい歌。この方は毎日歌を作ると決めて、たゆまず実行して
いる。今日は遺憾ながら一首もできなかった。まるで死びとのように
寝る、まさに頭が下がる思いだ。
廃校となりたる庭に子等おらずつくしん坊が列を作れり
(読売新聞静岡版 よみうり文芸 五月 八日 入選 渡 英子 選)
毛衣 を脱ぎ一斉に喜びの声あげるごと木蓮の花
(読売新聞静岡版 よみうり文芸 五月十五日 入選 渡 英子 選)
やわらかき葉をまといたる山々のおおきなあくび赤子のあくび
(読売新聞静岡版 よみうり文芸 五月二十二日 入選 渡 英子 選)
(評)冬の季語の「山眠る」を重ねて読ませて頂いた。春の訪れに若葉
が萌え出した山々が眠りから覚めてもらす大あくび。無心な赤子のあく
びへの連想も楽しい春の讃歌である。
(つづく)
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