11月24日(日)
「内村鑑三書簡集」 (岩波文庫より)
(注)文語を口語に、わたしの意訳箇所もあります。
明治40年より
日本人の救済
わたしが、日本人を見渡して思うことは、日本人が「神の国
に入るよりは、駱駝が針の穴を通るほうがやさしい」と思わ
ざるを得ません。日本人の虚栄心、日本人の貴族根性、日本
人の人物崇拝、日本人の武士道、日本人の儒教道徳、これら
が神の国に入る障害になります。わたしは、これらのことを
考える時ほとほと絶望をしてしまいます。「ああ日本人は神
の国へ入ることは出来ないのか」、わが叫びに答えて主はお
っしゃいます。「これ人にはあたわざるところなり、されど
神にはあたわざるところなし(これは、人には出来ないこと
であっても、神様にはいかなることも出来ないことはないの
で、容易に出来るのである)」と。(マタイ伝十九章二十四
節から二十六節)
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