12月20日(金)
島木赤彦歌集(77)
中公文庫:日本の詩歌6より
昭和五十一年四月十日初版
歌集「大虗集」(9)
大正十年(5)
初冬
山のべに家居しをれば時雨のあめたはやすく来て音立つるなり
光さへ身に沁むころとなりにけり時雨にぬれしわが庭の土
久方の月明らけし時雨の雲はつかに山にのこりたるらし
山もとに時雨の雲は動けども月の光し押し照りにけり
この朝け戸をあけて見れば裏山の 裾
まで白く雪ふりにけり
(つづく)
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