1月30日(木)
万葉秀歌(下巻)(148)
(注)解説は、簡略化しています。(ブログ製作者)
斎藤茂吉
巻第十五
(3)
天離 る 鄙 にも 月 は 照 れれども 妹 ぞ 遠 くは 別 れ来にける
(巻十五・三六九八) 新羅使
茂吉:前の歌の続き。「鄙にも月は照れれども」という句に
哀韻があるのは、都の月光という相対的な感じもあり、いつ
のまにか秋になった感じもあり、都の月光と相愛の妻との関
係などもあって、そういう愛韻をともなうのであろうか。
人麿の歌に、「去年見てし秋の月夜は照らせども相見し妹は
いや年さかる」(巻二・二一一)がある。
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