3月23日(月)
万葉秀歌(下巻)(205)
(注)解説は、簡略化しています。(ブログ製作者)
斎藤茂吉
巻第二十
(21)
あらたしき
年
の
始
めの
初春
の
今日
降
る
雪
のいや
重
け
吉事
(巻二十・四五一) 大伴家持
茂吉:新年に降った雪に瑞兆を託しつつ、部下と共に前途を
祝福した、むしろ形式的な歌であるが、「の」を以て続けた、
伸々として調べはこの歌にふさわしい形態をなした。「いや
重しけ吉事」は、益々吉事幸福が重なれよというので、名詞
止めにしたのも、やはりおのずからなる声調であろうか。
この歌は新年の吉祥歌であるばかりでなく、万葉集最後の
結びであり、万葉集編集の最大の功労者たる家持の歌だから、
特に選んで置いた。
(完結)
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