3月29日(日)
一遍上人語録(92)
岩波文庫:昭和60年5月16日発行
巻下(11)
門人伝説(11)
十
又云、「念々不捨者《念々に捨てざる者》」といふは、
南無阿弥陀仏の機法一体の功能なり。成人の義には機に
付といひ、或は法に付ともいふ。いづれも偏見なり。機
も法も名号の功能と知ぬれば、機に付けどもたがはず、
法に付れどもたがはず。其ゆゑは、機法不二の名号なれ
ば、南無阿弥陀仏の外に能機もなく、又所帰もなき故な
り。
(注)
念々不捨者
:観経疏散善義に、「一心に専ら弥陀の名号を念
じ、行住坐臥に時節の久近を問はず、念々に捨てざる者、こ
れを正定の業と名づく」とある。
機法一体
:衆生の機と阿弥陀仏の法とが一体となり、離れな
いこと。
功能 :はたらき。
(つづく)
「眠れぬ夜のために」(ヒルティ)(第一… 2026.05.28
内村鑑三「一日一生」より 世論と神意 2026.05.28
「眠れぬ夜のために」(ヒルティ)(第一… 2026.05.27