4月25日(土)
「内村鑑三書簡集」 (岩波文庫より)
(注)文語を口語に、わたしの意訳箇所もあります。
明治44年より
教会と余輩
教会は、この世の中で力をますます広げて、地球上をすべて
キリストの国にしようとしているようです。わたしはキリス
トが天から降りてきて、この世の中がキリストに従ってくれ
るまで待とうと思います。教会は多数の信者を得ようとしま
す。わたしは、本当の信者はこの世が終るまで少ないだろう
と信じています。もう一度いいます、教会は信者を作ろうと
一生懸命です、一方わたしは福音が本当であることを証明す
ることで一生懸命です。教会はこの世の中に妥協しようとし
ています。しかし、わたしは聖書にあるように、世の中は創
世記より今日まで神様を敵視している現実を、この世の終り
まで受け入れてゆこうと思っています。結論をいいますと、
教会とわたしでははなはだ考えがかけ離れていますので、い
っしょになることはないと思います。
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