4 月28日(火)
昭和萬葉集(巻十)(172)昭和二十七年~二十九年作品 )
講談社発行(昭和 55 年)
Ⅲ(22)
きびしい生活(22)
職を求めて(3)
秋吉義之
癒えてなお働く所なき日々のこの悲しみがいつまで続く
職もなくただいらいらと臥す窓に今日も豪雨のはげしき音す
関口福衛
職求めていで来し吾に会釈して近づく見れば夜の女なり
上野久雄
電柱の求人広告見て佇つに娼婦が二階からやさしく呼びぬ
高浜平七郎
就職をせねばならぬと知れるとき誰もはかなき偽りを持つ
島 磯子
思想なきわが愚かさが倖ひし採用されて寮母となりぬ
(つづく)
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