4月29日(水)
昭和萬葉集(巻十)(169)(昭和二十七年~二十九年の作品)
講談社行(昭和 55 年)
Ⅲ(23)
さびしい生活(23)
職を求めて(4)
塩田白栄
叶ふならば保安隊員にてもよしと今日も思ひぬ職なきわれは
薩谷武夫
職につかむ 焦 りもみじんに砕かれぬ炎天を帰りきてぬるき水飲む
大石絞吉
あぶれ日を動かず寝ねて日ぐれどき麦のみの飯むさぼり 食 ふ
安田安雄
職を得るあてのなければ早寝して目をつむりおり眠るにあらず
大塚千玖
ゆるくゆるく 葛湯 を茶碗に容いている採用試験駄目かも知れぬ
(つづく)
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