7月26日(日)
昭和萬葉集(巻十)(262)(二十七年~二十九年の作品)
講談社発行(昭和 55 年)
Ⅳ(32)
仕事の歌(32)
行商(1)
笠原清一郎
雪消えて自転車の 利 く春を待つわが行商も少しはよくならう
時里作治
いつまでも行商つづくる我かなと自転車拭きつつ除夜の鐘きく
原 真人
リヤカーの一台もてば楽になるとおもへど叶はざるまま行商つづく
麦谷真喜子
作り笑ひ続けつつ品を売り歩き一人になればほつと息づく
八木喜平
ひび入りし車体に針金を巻きつけぬ行商に行く妻の自転車
(つづく)
後藤瑞義入選歌(令和2年)(1) 2026.05.29
渡辺順三歌集「日本の地図」1952年(… 2026.05.29
与謝晶子の歌(370)花のある風景――(… 2026.05.29