7月28日(火)
角川短歌賞(194)第二十四回 受賞作品
「望郷」(4)大崎瀬都
寒雀しののめの道に死にてをり小枝の如き足を上向けて
さ夜更けて動かずなりし列車より降り立ちて踏む他郷の雪を(帰郷)
雪降れる夜の野中を黒々とひと筋の川流れてゐたり
野の中のひと筋の川夜すがらの雪を吸ひこみあかときを流る
ひと息に蝋燭の灯を消すごとくきさらぎの夜の旅を忘れむ
(つづく)
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