短歌鑑賞:北原白秋の一首 後藤瑞義
病める児はハモニカを吹き夜に入りぬもろこし畑の黄なる月の出
病気の子供が今日は気分が良いのだろうか、
夜になっても好きなハモニカを吹いている。
きっと、病気が良くなったのに違いない。そ
うだ、きっと良くなったのだ…。折しも、
ハモニカを連想させるもろこし畑に黄の色を
した満月が子供の快癒を祝うように昇り始め
ている…。
「もろこし畑の黄なる月の出」が素晴らし
いと思います。
下の句が、実景であるか、白秋の心象風景
かは分かりませんが、喜びの気持ちは間違いなく
わたしに伝わって来ました。
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