9月27日(日)
歌集「方代」(昭和30年)(3)(抜粋)山崎方代
亡き母のふるさとに来て腹赤き蟹の子供を吹きちらすなり
祖師堂の藪の中からモモンガーアが出て来ると云ういまでもこわし
笛吹の土手の枯生に火をつけて三十六計にげて柿食う
右左口 のお坊先生も死んでしまえば石とこおろぎ
仕末のつかぬ俺の所業にてこずって身をけずる姉が浅間町にあり
(つづく)
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