11月30日(月)
「歎異抄」(訳:野間宏)(6)
筑摩書房:昭和44年5月30日発行
(注)「歎異抄」の原文、及び野間氏の解説、感想等は省略
しています(後藤)。
第二章(3)
それだから、かりにも万一、法然上人のお言葉にだま
されて、念仏をとなえ、地獄に落ちるようなことになったと
しても、なんら後悔などすることはないのである。というの
は、もし、念仏いがいの修行にはげむことで仏になるはずで
あったものが、念仏をとなえることで地獄に落ちたというの
であったら、これこそ、「法然上人の言葉にだまされてしまっ
て」といった後悔も生れようが、どんな修行もいっさい不可
能なこの自分のこと、どっちにころんでも 地獄こそが、すで
にきまってしまっているわが住み場所というものなのである。
(つづく)
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