12月30日(水)
「歎異抄」(訳:野間宏)(36)
筑摩書房:昭和44年5月30日発行
(注)「歎異抄」の原文、及び野間氏の解説、感想等は省略
しています(後藤)。
第十三章(5)
もちろん決して、悪は必ず往生のさまたげになる
というのではない。「戒律をまもることによってのみ本願を
信じることができるというのであれば、われわれのように戒
律ひとつまもれないものはどのようにして生死の迷いから解
放されたらようのか。」ともおっしゃったのです。こうした
あさましく罪深いわれわれでさえも、本願にお会い申しあげ
ることができるからこそ、ほんとうの意味でそれにあまえる
こともできるのです。しかし、だからといって、このわが身
にそなわっていない悪事は、何としてもはたらくわけにはい
かないものなのです。
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