1月26日(水)
「選択本願念仏集」(法然著)(345)
岩波書店:1997年4月16日発行
(十六) 釈迦 如来 、弥陀の名号をもつて 慇懃 に 舎利 弗 等
に付属したまふの 文 (27 )
忽ちに 一人 あつて、白き 駱駝 に乗じ、前に来たつ
て見て師に勧む、「まさにゆめゆめ 決定 して 往生
すべし。退転をなすことなかれ。この界は 穢 悪 に
して苦多し。 労 しく 貧楽 せざれ」と。答へて言く、
「大きに賢者の 好心 の 視誨 を蒙りぬ。 某 、 畢命 を
期 として、敢へて 懈慢 の心を生ぜず」と云々。
(つづく)
一人:阿弥陀仏を指すか、釈尊とするかの両説が
あるが、良忠は弥陀仏説を支持している(『散善義記』
巻三)。
貧楽:むさぼり願うこと。
好心の視 誨:懇切な教訓。
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