12月6日(火 )
昭和萬葉集(巻十二)(138)(昭和三十年~三十一年の作品)
講談社発20行(昭和 55年
Ⅱ(56)
癒えぬ傷跡(26)
基地への怒り(3)
田辺卓司
「検挙班用意は良いか」雨の中スクラムを組む我等に聞ゆ
永井美智夫
砲向けて何をか威嚇す鉄条の柵のうちなる駐留軍車
大山節子
振りまかれし薬莢拾う貧しさにけもののごとくねらい撃たれし
狩野源三
射殺せし農婦の屍その儘に日暮まで砲を打ちてゐしとぞ
江崎釚八郎
人ひとり殺されてなほ弾拾ひやむることなし今日のたつきに
(つづく)
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