2月22日(日)
能村登四郎 俳句の楽しみ(抜粋:後藤)(182)
発行所:日本放送出版協会(俳句入門)
第三章 名句を味わう(92)
雛の節句(3)
雛の軸睫毛向けあひ妻子 睡 る 中村草田男
雛の絵を描いた掛け軸を人形の代わりに軸を掛けています。床に軸を掛けて雛の間を作ったという安心からか、母と子とがいかにも幸せそうに寝息を立てていのです。
雛市の並びてともる夜雨かな 村上鬼城
雛の節句が近くなると、雛市が立ち、たいてい何軒も軒を並べるので華やかな町の姿になります。客も、あの店、この店と、品や値を比較して買うのです。夜の雨の中を並んでともる雛市の 灯 は風情があります。
(つづく)
NHK「俳句入門」―作句編―(抜粋:後藤)(… 2026.05.28
後藤瑞義入選句 自転車の… 2026.05.27
能村登四郎 俳句の楽しみ(抜粋:後藤)… 2026.05.27