2月23日(月)
昭和萬葉集(巻十四)(292)(昭和三十五年~三十八年の作品)
講談社発20行(昭和 55年
Ⅳ(65)
愛と死(65)
孫・祖父母(2)
岩佐健吉
わが顔を平気で跨ぐ孫の足たまたま眼鏡蹴りて行きたり
服部美智子
試験とふ何かわからぬものにむき六歳の孫の勝たねばならぬ
二神碧堂
目白捕りの二人の一人孫にして手に唾をして 黐 を塗りをる
片岡恒信
末の 娘 が産みし赤児の 熟睡 せる昼をかすかに山鳩鳴けり
桜井平喜
僧の来て枕経あぐる声のなか声たてて泣くよ子は祖母のため
(つづく)
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