2月24日(火)
与謝晶子の歌(267)
(注)歌友である渡辺つぎさんは、平成二十九年九月六日、百六歳六か月にて永眠されました。「伊豆遊草」には、伊豆におけるおける与謝野晶子の膨大な数の歌が収録されています。その中から出来る限り抜き書きしたいと思います。
幽歩抄――(18)『冬柏』八巻四号・昭和十二年三月
晶子は嶋谷亮輔氏のまねきで伊豆に遊んだ。伊豆田方村吉田大池の抛書荘で、夫(寛)亡きあとの傷心を癒された。
嶋谷氏の山荘を訪ひて(18)
曇るなり椿を切りし島人の話も海の聞きつけぬらん
ある限り 木 高 き椿人切りて波越えぬべくなりぬ初島
(以下熱海の和光園にて)
ゆききする鉄道衆よ岬浮く海の一段うへの駅亭
湯浴みしてわがある山に添ふ線路渚ならねどなつかしきかな
(つづく)
後藤瑞義入選歌(令和2年)(2) 2026.05.30
渡辺順三歌集「日本の地図」 1952年… 2026.05.30
与謝晶子の歌(371)花のある風景――(… 2026.05.30