4月25日(土)
与謝晶子の歌(333)
(注)歌友である渡辺つぎさんは、平成二十九年九月六日、百六歳六か月にて永眠されました。「伊豆遊草」には、伊豆におけるおける与謝野晶子の膨大な数の歌が収録されています。その中から出来る限り抜き書きしたいと思います。
嶺頭春色――(19)『冬柏』九巻五号・昭和十三年五月
昭和十三年四月五日、六日に、八、九名の一行で抛書山荘を訪れる。抛書山荘で六十九首、多賀で十四首。
海と空夕月夜ほど暗き日の多賀まる山の大島ざくら
波に皆足を汚して子等の来るおもむきしたり 朱沙 引きて来て
山出でてしばらくののち多賀にありなほいかさまに時移るらん
あてに行く船はあらぬか初めより海は
無人
の境といへども
(つづく)
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