ひとりごと

ひとりごと

日記に書くほどの事でもない。その2



会社を辞めて少しした頃、暇だった私は友達に連絡を取ってみた。
高校の同級生でとても面白い感性の持ち主だったから彼女とはまた会いたいと思ったのね。
仕事があまりにも忙しくて以前は交流のあった友達とも疎遠になっていたから。
彼女は結婚して子供も二人(当時はね。その後もう一人産んだ)専業主婦だったから、今の私にはいい相談相手になってくれるかも。と淡い期待もあった。

同い年のだんなさんはバイクのレーサーをしていて、その後運送関係に就職したらしい。給料だって良くないはずなのに家を建てたときいた。
以前は公団に住んでいたからスゴイね~なんて言っているうちに遠いけど遊びにきたら?と言う。ものすごい郊外。
暇を持て余していた私は二つ返事。数日後遊びに行く約束をした。

色々聞いてくれる彼女はすっかり母親でたくましくなったいた。
病気した事付き合っている彼のこと母の病気の事なんかを話して、時間を忘れるくらい。

2回目に遊びに行ったときに「宗教」に誘われた。
お経をあげるだけでいいらしい。
こんな精神状態で、悩んだけどうまいこと丸め込まれていた。

セット(1万円弱)を買わされ月に1000円払うらしい。
みんなお金ないけどやりくりしてるのよ。と言う。
・・・年間12000円ですけど?その後に偉い人に拝んでもらうのにはもっとかかるらしい。と言われる。人を紹介すると悩みを聞いてくれるらしいよ。それって・・・鼠講では??

宗教っていうのは、私は単に「ヨリドコロ」だと思っていたから嵌っている友達を否定はできなかった。彼女も悩みはあったから。
私、幼稚園がプロテスタントで高校がカトリックで短大が仏教だったの。
日本人って感じのチョイスでしょ。

で、家族にも言えずに私はそれを続けていた。まったく本気にはしていなかった。
朝晩お経をあげるらしいが、さぼっていた。ヨリドコロだから(笑)
同じようにその宗教をしている人を紹介されたがみんなにも嘘をついて。本当に何か力があるのならいつか怒られるに違いないと思っていた。
「あなたは朝夕あげていないでしょう!」とかね。

いつしか、彼女が私を引き入れたと同じように誘ったお友達をつれ、その宗教の宮城支部なるところに行くようになった。
全部漢字のお経は短大が仏教だったから難なく読める。バカにするなよ?国文科出を。(笑)

大勢でお経を読む姿は異様である。

しばらくして、また支部なるところでエライ人と話をした。
私が出なかった日にその支部で人が倒れたらしい。
病院に運ばれたと、言っていた。

「アノヒトハモウダメネ。」と

ええと・・・あんたらが言っている教義からズレテますが??
ようやく醒めた。
教義は・・・なんだっけ、(バカらしくてアタマから消去済み)因縁さんが付いているから今ツライ思いをする。お経を因縁さんのためにあげるのだ。だったかな~
あとは前世がうんぬん。友達の夫婦は前世でも夫婦で、人を殺したらしい。だからいまつらい、と・・・はぁ??で、殺された人が因縁さん。だったかなぁ
よく覚えてないです。

・・・支部まできて熱心にお経をあげている人が救われなくてサボっている私はそれすらバレずにいるのに?
全然霊感なんて無いじゃん!!

先日、テレビで拝んでいると手が勝手に動き出す。

って、あれ!みんなやってた(爆笑!!!)

辞めるのにえらく時間がかかってひどい目にあったけど、人生勉強としては大きかったよ・・・二度と会いたくは無いけどね。


まったく自分が悪いのだけどね、そういうものは本当に隙間を突いて入り込んでくるんだよ。
なんでも、自分で出来る!って思っていた時の仕事での挫折とかの小さな隙間は彼らにとっては、もうまるで光の差し込む隙間に見えるんではないだろうか。

宗教批判になるから、名前は書かない。知りたかったら直接メールくださいませ。お教えします・・・ただし、まったく無名の宗教ですから。


人生はあまくない。
辛いくらいが丁度いい。
身をもって知る。


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