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今日おススメの本は戦争童話集 野坂昭如 中央公論新社これから暫くはこの本の中のお気に入りを一編ずつ紹介したいと思います。さて、第一弾はコレ!小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話です。そのまんまタイトルどおりなのですが、時は今まさに終戦を迎えようとしている昭和20年8月のこと。1匹のクジラが日本の小さな潜水艦に恋をします。クジラの世界では雌の方が雄よりも大きく、大きすぎる雄はもてないのだそうです。1人海をさまようクジラ。そんなとき、自分よりもはるかに大きな雌のクジラに出会います。でも雌クジラだと思ったそれは日本の小さな潜水艦だったのです。最後まで戦うことを決め、敵艦隊を求めて動き出す潜水艦。それに寄り添い愛情を示し続けるクジラ。潜水艦は敵に見つかり爆雷を投げ込まれます。それでもクジラは離れることはありませんでした。爆雷を受け、クジラの体は半分となり、さらに細かな肉片になってしまいました。クジラのおかげで難を逃れた潜水艦の乗組員たちは真っ赤に染まった海に敬礼をしたのでした。というたいへん切ないお話です。野坂さん、”変わった人”という印象が強かったんですが、心に届くステキなお話を書いていらっしゃいます。早いお子さんで小学校中学年くらいから読めるのではないでしょうか?
2011.11.24
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幼稚園入園前のお子さんに何を読んだらいいかなと悩むお母さんや読み聞かせボランティアの方、多くいらっしゃるのではないでしょうか?そんな方におススメの一冊です。繰り返される”どんどこ どんどこ”の響きがこどもたちに受けるようです。”絵本であそぶ”つもりで、”どんどこ・・・”の部分を小さなたいこを鳴らしながら読みました。こどもたちは体を揺らしたり、たいこを打つマネをしたり、たいこに興味をもってさわったりといろいろな反応を見せてくれますよ。読んだばかりなのに、もう一度もう一度とせがまれました(といっても話せる子はいなかったのでアピールの様子から私が勝手に解釈した次第ですが)でも何度読んでも笑いながら踊ったり、マネをしたり。こどもたちのお気に入りの一冊、といって間違いないでしょう。 どんどこももんちゃん とよた かずひこ 童心社
2011.11.18
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10月から11月にかけてどんぐりの季節。10月末に”どんぐりに関係するお話を読んでほしい”と依頼をいただきました。その時に読んだ1冊です。「やさしい どんぐり」文:大門高子/絵:松永禎郎 新日本出版社戦争で日本に来ざるを得なかった少年スンギ。原爆にあい、原爆症と戦わなければならなくなりました。平和公園で拾ったどんぐりを母国、韓国に埋め、育てるスンギ。同時に戦争の悲しみを伝えよう病床で自分史を書き始める。率直な感想を書きます。子供の頃、差別を受けたときに傍にいてくれた友達、どんぐりはその友達との大切な思い出。描かれている以上に強い思い入れがどんぐりにあるように思います。全体的にお話の展開が早いため、気持ちが希薄に感じれてしまうのが残念に思いました。あとがきに”どんぐりは、被爆後いち早く芽生えた木の一つだとも聞きます。環境を守る木として植えられたり、子どもたちに愛されるどんぐり。「ハプチョンのどんぐりの木」は、広島と韓国、いえ世界中の核を許さない平和への約束と友好の象徴ともいえるのではないでしょうか。”とあります。ハプチョンのどんぐりの木には、すごく大事な意味があると思い、この本をご紹介させていただきました。これから『ハプチョンで芽生えた広島のどんぐり』を改めて読んでみたいと思っています。
2011.11.04
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