
ベルのともだち
作: サラ・スチュワート
絵: デイビッド・スモール
訳: 福本友美子
アスラン書房
ベルのお父さんもお母さんも、仕事やお出かけで家にはいない
ベルはいつもビーと2人きり
ビーは住込みの家政婦さん
だから、2人の毎日は家事をやって、終わったら海辺に遊びに行く
1日目、洗濯
2日目、アイロンがけ
3日目、お掃除
4日目、買物
5日目、パンを焼く
6日目、大掃除(この日は部屋から海を眺めるのですけどね)
7日目は教会へ
ベルは、ビーの家事のお手伝いをしているつもりなんだろうけど、どうにもジャマをしているとしか…
でも、ビーはそんなベルを邪険にはしない
根気強く付き合ってくれる
そんな平凡で、まったりとした毎日
でも、ある日、事件は起きた
"なんでもできる"
ベルの思い上がりだった
1人で海に出かけ、溺れかけた
あの時、ビーが気がつかなかったら…
そんな日のことを、大人になったベルは思い起こす
ともだち
年齢も、肌の色も関係ない
今も心の中にいる人、育ててくれた人、ビー
血のつながりでもないのですよね
子どもの頃、一番多感な時に、傍にいて、必要なことを教えてくれる人
大事ですね
ひとつ思うことは、できることなら(誰にでも抱えている事情はありますから)、その役割は、家族が担うべきなのではないか、と
時間は戻ってこない
3歳の頃に、5歳の頃に、もっと寄り添ってやればよかった、と大人になってから思っても、その時間は戻ってこないのだから
最後から2ページめ
ビーが頭を抱え、口を手で押さえている挿絵がある
体も恐ろしさでガタガタと震えていたことだろう
この事件は、いつもの平凡ないい思い出と共に、忘れられない強烈な思い出として作者の脳裏に残っているに違いない
ねえおねがい、わらってよ
「ごめんね、ごめんね、ビー。もうぜったいに、ひとりでいかないからね」
ココアを差し出しながら言うこの言葉に嘘はないに違いない
#絵本 #ベルのともだち #絵本くらぶ #絵本ノート
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