
ぼく、いいたい ことが あるの
作: ジャン=フランソワ・セネシャル
絵: 岡田千晶
訳: 小川仁央
評論社
自分が歳を取って、大事な人たちを失うことが多くなった
頭の中では、そんな日はいつか来る、誰にでも来るものだ、と理解していたつもりだけど、いざ、その場に立ち会うと喪失感に見舞われる
そんな経験を重ねてきたからか、読み始めから切なくなる
【あらすじ】
いつもと変わらないと思っていた
けれど、違った
ベッドの上のおばあちゃんは弱々しかった
そして、ある日、ママは言った
おばあちゃんは、もう、帰ってこないって
信じない
思い出の場所を探して歩く
でも…
…どこにもいない
思い出の場所のひとつ
川のほとりに行った時
川はずっと流れていて、とめようとしても、とめられないことに気付く
そして時間も同じだということにも
おばあちゃんを探している時、近くの大きなもみの木に雷が落ちた
もみの木には、大きな傷ができた
けれど、時間が経ち、その傷は少しずつだけれど治っていく
主人公のキツネの子も、おばあちゃんの死を受け入れることでひとつ成長していく
* * *
大人に読んでほしい一冊です
岡田千晶さんの絵がとてもステキです
仕草や表情で、キツネの子の気持ちが伝わってきます
細く優しい線で輪郭をはっきりと取らずに描いているので、少しモヤのかかったような、幻想的な感じがします
そのおかげで、私には今は辛いこともいつかは思い出に変わっていける、と思えるのです
#絵本 #ぼくいいたいことがあるの#絵本くらぶ #絵本ノート
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