本日は14時から22時まで勉強会でした。
◆中1生と中2生は、学年末試験対策でした。
ただ、対策とは言っても、キャラベルは手取り足取りの試験対策という類のものは行なっていません。中学校の過去問を配付するようなこともしておりません。そうしたことをすると、せっかくの定期試験が無駄になってしまうからです。
各自が学校の試験範囲を独学し、わからない所を質問したり、強化したい部分のプリントを演習したり、計画表の進捗状況をチェックしたり、確認テストを行なったり…などなど定期試験を利用して、その範囲の理解度を受験レベルまで昇華させることが目標です。
と言っても、やはり普段勉強が手薄になりがちな理科の質問が大変多かったです。そこはゼロから解説しないといけません。
「化学反応式が全然わからない」というY中の子には、1時間ほど個別指導。分子と原子の違いから、質量保存の法則、係数合わせ、グラフの読み取り、比の計算とポイントを一気に解説しました。丸々1単元解説したので、1時間程度かかってしまいましたが、あとはKEYワークと学校のワークで仕上げれば大丈夫だと思います。
H中の2年生も、同様に化学反応式が試験範囲。ある子は、すでにKEYワークの反復が終了し、確認テストも終了し、その上で苦手な部分を再度プリントで演習しました。
同じくH中の2年生は「分子をつくらない」の意味が分からないということだったので、じっくり解説しました。こうした疑問を持つことは大変良いことです。
H中の1年生は、学校のノートから質問。高校物理の範囲にあたる部分が全く分からないということだったので解説しました。いわゆる「大森公式」と呼ばれるもの(H中では「大森公式」という名称は出てきていませんが)の導き方と利用法を説明しました。きちんと理解すれば、暗記する必要などないことが分かったことでしょう。
(幸い、Y中もH中も、学校の理科の先生が大変丁寧なプリントやノートを作ってくれているので、指導の意図がわかります。定期試験過去問などなくても、オーソドックスな良問が出題されることは明らかですね。)
各自、計画表をもとに、一つ一つ「理解しながら」ノルマを片付けておくことが大切です。定期試験の過去問を暗記したり、塾の先生に言われたことだけをやったりしているうちは、なかなか本当の実力は付きにくいものです。
そうした、「塾主導のテスト対策」というのは、喩えてみれば、自動車の教習所で、教官の先生が運転するのをじっと眺めているようなものです。たしかに、助手席でくつろげますし、いつの間にか目的地に付いているかもしれません。しかし、それでは単なるドライブであり、自分で運転出来るようにはなりません。もし教官がいなくなったら、どこにも行けなくなってしまいます。
やはり、実際に自分でやってみて、時には失敗したり不安になったりしながらも、アドバイスを受けながら少しずつ出来るようになることが重要です。そういう点では、運転も試験勉強も同じです。定期試験の過去問を暗記したり、塾で作った予想問題を解いたりして、今回のテストだけくぐり抜けるのは本当にもったいないと思います。みなさんは「自力でやれるようになる可能性」を秘めているのですから、その可能性を十分に伸ばしてほしいと思います。
今回も、きっと塾平均は5科目400点を超えてくれることを信じています。学年1位~3位を目指している子も数名います。各自の目標点をクリアできるよう、十二分に塾を利用してください。
◆中3生
中3は入試前のため、「テスト演習→添削→復習」の繰り返しでした。もうほとんど質問もありません。添削を頼まれても、直す部分が減ってきているため、すぐに終わります。仕上がりはまずまずのようです。
以前なら考えられないような点数が取れるようになっていると思います。残りわずかですが、この調子で。とにかく本番がピークです。
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