中3塾生ならびに保護者の皆様へ 模擬試験について
の
簡単なおしらせです。
<模擬試験の種類>
都内における模擬試験(会場テスト)は、Vもぎ(進学研究会)とWもぎ(新教育研究会)の2種類が行われています。
両者の違いは「コカコーラとペプシ」「ポカリとアクエリアス」「ヨドバシとビックカメラ」「コジマ電器とヤマダ電器」「ヤマハのピアノと河合楽器のピアノ」「オセロとリバーシ」「リンスとコンディショナー」「バターとマーガリン」「クッキーとビスケット」「ウインナーとソーセージ」「大阪駅と梅田駅」「東京駅と大手町駅」「床屋と美容院」「パートとアルバイト」「武藤敬司とザ・グレートムタ」「河村隆一とルナシーのボーカル」「乃木坂と欅坂」「きかんしゃトーマスとチャギントン」「亀梨と佐藤健」「ユージとJOY」「二階堂ふみと宮崎あおい」「綾野剛と清原翔」「博多華丸と博多大吉」「桑田バンドとサザンオールスターズ」「ラッツアンドスターとシャネルズ」「さだまさしと南こうせつ」の違いのようなもので、マニアや専門家から見れば色々な違いはありますが、あまり踏み込まないライトなユーザーから見れば、大した違いはなく、交換法則が成り立ちます。結論から言えば「どちらでもいい」ということです。(炎上待ったなし)
※毎年保護者の方から、「VとW、どちらがいいですか?」と聞かれるのですが、「白木屋と魚民、どっちに行く?」と同じくらい困る質問なのでご遠慮ください。
※他に駿台模試というのがありますが、これは車で言えば「ロールスロイス、フェラーリ、ポルシェ、ベントレー」、ハウスメーカーで言えばスウェーデンハウス、時計で言えばパテックフィリップ、バシュロンコンスタンタン、オーデマピゲ、財布で言えばエルメス、スーパーで言えば成城石井や紀ノ国屋みたいなもので、全く別物という位置づけです。都立受験やMARCHレベルを受験するのであれば全く必要のないものです。たとえ日比谷を受ける場合でもです。Wもぎで偏差値70を超えている子でも、本当に実力がない場合、駿台模試では偏差値40台前半になることすらあります。
※「大した違いはない」と書きましたが、私立の併願優遇では、Vもぎの結果しか見てくれない私立高校がいくつかあります。ただ、併願優遇の際に「自宅受験の結果」を見てくるかどうかは不明です。
<お手紙について>
例年、4月頃に、「模擬試験を受験する意義・目的」「模擬試験の申込み方法」「年間受験スケジュール例(おすすめ案)」「VもぎとWもぎの違い」の4点をお配りしています。
しかし、今年度は新型コロナウイルスのため、6月と7月の模擬試験が中止となっています。また、塾にもパンフレットが届いていない状況です。そのため、上記4点のお手紙を配ることができない状況です。
<来週、Wもぎのご案内をします>
◆先日、Vもぎの「自宅受験」のご案内をお配りしました。自宅受験であるにもかかわらず4400円ですから、かなり高価です。4400円というとガリガリ君を50個以上買える値段です。
そこで、 週明けにWもぎの「自宅受験」のご案内もいたします
。こちらの方がVもぎよりも若干安価な値段でご案内できるかと思います。
ただし、Wもぎの方がパンフレットも存在しないので、口頭でのご案内になります。きちんとメモして下さい。
また、Vもぎは7/5受験(自宅)ですが、Wもぎは7/12受験(自宅)となります。したがって、学校の定期試験の日程を見て決めてください。
※すでにVもぎに申込みしたが、やっぱりWもぎに変更したいという場合は、週明けにお伝えください。
<そもそも受験するかどうか>
なお、受験は必修ではありません。
例年は「6月か7月のどちらか一方は必ず受験しておこう」と伝えています。1学期段階の偏差値を知っておくことは大切ですし、夏期講習前に自分の位置をしってから夏に突入することも重要です。
一方で、今回は新型コロナの影響で、模擬試験の日程と定期試験の日程が重なっています。今回の期末試験は大変重要です。1回分定期試験が減っているわけですから、失敗が許されません。
また、今年は会場で行う模擬試験がゼロになる可能性もあるかもしれせん。その場合、私立の併願優遇において、学校成績しか判断材料がないため、定期試験で失敗すると滑り止めの私立高校選びにおいて困難が予想されます。したがって、勉強に余裕がない生徒は、今回のVもぎ・Wもぎは両方とも回避しても良いと思います。 学校の定期試験を最優先としてください
。
もう1つ理由があります。自宅で受験しても、正確な偏差値は出せないと思います。過去の塾生を見ていると、自宅でやると普段よりも実力を発揮できてしまうタイプの子がほとんどです。精神的にリラックスしていますし、自己採点も適当ですし、休憩もタップリいれて万全の状態でやっています。コーラやカルピスを飲みながらやっている子もいれば、リスニングを3回くらい聞いている子もいます。
中には、自己採点中に「正解はア。僕の答えはイ。でも、さっき僕は、アとイで悩んでいた。ちゃんとアも候補に入れていた。よって今回は○(丸)!QED」みたいな子が大勢出てきます。
最悪のケースだと、自己採点の際に、右手で赤ペンを持ちながら、右手の小指と薬指の間に鉛筆を挟み、左手には消しゴムを持ち、間違っていたらいつでも修正できるぞ!ぐらいの勢いで丸付けしている子もいます。
もちろん、今回の模擬試験の採点は業者側がやってくれますが、ただ、それでも自宅受験はインチキが多発します。正直、私は自宅受験の模擬試験にはあまり価値はないかなと思っています。
<Vもぎのサイトで過去問を購入できます>
昨日、ある生徒から質問がありました。
「どうせ自宅受験ですし、4400円は高いので、Vもぎの過去問を購入して、それを模擬試験代わりに使ってもいいですか?」
という質問です。
この質問に対し、私は
「あ、それ良い考えだね。それでも良いかもしれない。Vもぎの過去問題集を購入すれば、自己採点した後に偏差値も出せるようになっているから、それでもいいかも!」
と回答しました。
ただ、あとから考えてみたら、Vもぎの過去問(全5回分載っています)ですが、9月号~1月号が掲載されています。したがって、現時点では内容的に出来ない回がほとんどです。
今回、自宅受験のVもぎやWもぎは7月号となるため、範囲的には中2内容が中心となっています。そのあたりも考慮して決めてください。
なお、Vもぎのサイトから 6月中に購入すると割引価格
となるようです。
<おまけ>
ここからは余談として。
私は模擬試験の会社はかなり危機的な状況なのではないかと心配しています。VもぎもWもぎも自前の会場を持っているわけではなく、毎週毎週、都内の私立高校や専門学校の会場を借りて行うというビジネスモデルです。塾や飲食店で言えば、自分の店舗は持たず、その都度公民館の部屋を借りたり、屋台を出したりするスタイルです。
しかし、この状況下で、私立高校や専門学校は、模擬試験会社に会場を貸すとは思えないのです。私が経営者や理事長なら絶対に貸しません。教員や保護者からも反対意見がたくさん出てくるでしょう。
私立高校が進学研究会や新教育研究会に会場を貸すと、日曜日に不特定多数の中学生が学校に出入りすることになります。もし翌週以降、その私立高校に通う生徒・教員から新型コロナウイルスが出てしまったら感染経路を追うことが不可能です。また、私立高校に通う保護者の方からもクレームがくるでしょう。
それを考えると、もしかしたら・・・ですが、今年一年間模擬試験(会場テスト)がゼロになることもあり得ます。これって、受験生にとっても塾にとっても一大事です。しかし、可能性としてはあり得るかなと思います。その場合(模擬試験が行われない場合)の対策も何か考えておかねばなりませんね・・・
※この状況下で模擬試験会社に会場を貸す私立高校があるとするならば、経営的に相当厳しい私立高校です。こうした私立高校が会場を貸してくれるかもしれませんが、当然価格も高くなると思います。その上乗せ分は来年以降(現中2より下の学年)に降りかかってくると思います。
ちなみに、都内にも経営状況が厳しい私立高校はたくさんあります。学年に5名しかいない女子校とかザラです。しかし、潰れません。それくらい補助金が出ているということです。国と都から合わせて数億円単位の補助金が出ています。世の中の人たちやマスコミが私立高校の補助金を突っ込まないのは不思議でなりません。おそらく一番無駄金が投入されているのがここです。
校舎、グランド、体育館、プールがあって、全教員が社員で学生アルバイトがゼロ。生徒数は個人塾程度しかいない私立高校もたくさん。でも潰れない。
<おまけ2>
例年配っている「模擬試験関連の手紙4種」をグーグルクラスルームにアップしておきます。
参考にしてください。
ただし、料金はもちろん、申込み方法や日程などは 全て昨年バージョン
ですのでご注意ください。
※箇条書き風のまとまりのないブログで申し訳ありません。誤字脱字あると思います。校正してありません。
PR
サイド自由欄