進学塾キャラベル 西東京市 都立自校作成・難関私立高校受験

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2022年09月16日
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カテゴリ: その他
​​​ ​本日の相談1「第一志望の過去問は最後まで取っておいた方がいいでしょうか」​


◆高校受験生に限らずよく受ける質問です。これについては、取っておく必要は一切なく、むしろ第一志望の過去問ほど早めに解いておくべきです。

理由はいくつもあります。よく言われているように、 第一志望校の傾向やよく出題される問題形式を早めに知っておき、これからの受験勉強に活かす という意味合いもあります。

​​また、早く取り組めば早く取り組むほど、早く結果が出ます。ここが重要です。その結果が成功であれ、失敗であれ、いずれにしても結果を早く手に入れることができます。そして、特に悪い結果の場合ですが、 早く結果が分かれば、早めに次の一手が打てます 。だからこそ、早めに取り組まなければなりませんし、 早めに取り組めば取り組むほど、対策を講じる時間が増えるので、成功の確率が上がります 。​​



◆まれにですが「第一志望の過去問は最後まで取っておいた方が良い」と考える人もいますが、そうした誤った勉強をしていると後戻りできなくなります。

​​
少々言葉が悪い(キツい表現)ですが、「 バカなやり方で反復すると、バカがより一層加速し、バカが完成する。そして一度バカが完成したらバカから抜け出せない 」という言葉をどこかで目にした記憶があります (小説だったかな・・・) 。受験勉強もまさにその通りで、誤った情報を仕入れ、誤ったやり方で勉強すると、取り返しの付かないことになりかねません。情報を取捨選択する力が大切です。

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​​なお、多くの子達が心配している「 入試最終盤になってやることがなくなってしまったらどうしよう 」という事態ですが、 おそらく、人類史上一度も起こった例はない はずです。まして、皆さんには起こることはないでしょう。どんどん消化してください。​​


​​ ◆本日の相談2「実技教科の定期試験は出来るが、実技自体(運動、作品、作業)が苦手」
​​
これについては、どうしようもありません。諦めてください。


と言いたいところですが、本来なら学校の先生方は本職なので、具体的な対策方法を知っているはずですし、そのあたりの引き出しを専門家ならたくさん持っているはずです。

最近はユーチューブなどで、元プロ野球選手、プロサッカー選手、プロの格闘家が素人に指導している動画がたくさんありますが、やはりプロは引き出しを多く持っていて、素人(生徒側)ができない場合に、その解決策をいくつか提示します。

学校の先生もプロなので、歌が下手な子には上手に歌える方法を、絵が下手な生徒には上手に描ける方法を、運動が苦手な生徒には出来るようになる方法を教えてくれるはずです。

​が、どうも学校の実技の先生の中には、そのあたりは一切指導してくれない方が多く、出来る子は元々出来るし、出来ない子は出来ないまま、というケースがほとんどだと聞きます。要するに、 学校の実技の授業によって、生徒の実技能力が向上することは全くなく、学校の先生はただ課題を与えてやらせているだけ。そして、学期末に5段階評価を付けるだけ 、というケースが多いとのことです。運動が出来る、絵が上手い、音楽の才能がある、などは全て育ってきた環境や外部の習い事のおかげであり、元々出来る子は親や外部の指導者によって出来るようになっているだけで、学校の先生の関与は一切ないということらしいのです。
ただ、そうは言っても、学校の先生に質問に行けば、出来るようになる方法を教えてくれる方もいると思うので、ぜひ質問に行ってみてください。

たとえば、小学生で跳び箱が出来ない子がいますが、あれは「ホップ・ステップ・ジャンプ」という3つの動作を短時間で同時に行うことが苦手な子に多いのです。

そこで、跳び箱にちょっとした細工をします。ジャンプする際に、跳び箱の上に両手を付きますが、その手をつける白い部分の「前方3分の1程度」に赤いビニールテープを貼っておくか、赤色のマジックで塗っておくのです。そうすると、子供の意識は赤い部分に集中するそうで、あとは自分の体重を支えられる腕力さえあれば誰でも跳ぶことが出来ます。

このような技術を各先生方は持っていると思うので、ぜひ聞いてみてください。


​​ <実技教科に関して、もう1つ大切な観点>

◆ところで、学校の実技教科に関しては、内申点どうこうとは別に、数学的な観点からもきちんと取り組むことをおすすめします。


数学で多くの子が図形問題、それも空間図形の問題を苦手としています。これは空間認知能力が育っていないことが大きな要因です。そして、空間認知能力の低い子は、時間管理や計画性に関しても弱く、

・制限時間に間に合わない
・提出物などの期限を守れない
・約束の時間に遅れる
・計画的にものごとを進められない

という子が大変多いのです。

また、国語においても、空間認知能力の低い子は、とりわけ小説読解で点数を取ることができません。 これは本を読んでイメージを湧かせることが出来ないからです。


一見、両者とも空間認知能力と全く関係ないように思えますが、空間図形を認知する力も、期限・約束までの時間の長さを把握する能力も、本を読んでイメージを膨らませる能力も、どれも「脳」の同じ機能を使っています。

​一般的に、 空間認知能力が低いと、期限までの距離を把握することが苦手で、「仕事が遅い人」「要領が悪い人」「約束が守れない人」というレッテルを貼られます 。運動も苦手となりがちですし、「特技があまりない人」になりかねません。
​日大名誉教授で脳神経外科医の林成之氏によれば、この空間認知能力を鍛えるために 有効は方法が3つ あります。

1つめは、姿勢を良くすること 。私が姿勢にうるさいのはこれが最大の理由です。背筋を伸ばし、きちんと前を見て座ることにより、空間認知能力は少しずつ改善します。運動能力の悪い子や空間認知能力の低い子は、身体バランスが悪く、目線がズレています。
2つめは、学校教育の体育、美術、技術にきちんと取り組むこと 。これらは、脳の中で空間認知能力を司る(つかさどる)部分をトレーニングするための最適な科目だそうです。
3つめは、文字を丁寧に書くこと 。マス目や行にきちんと入るように、点画をしっかりと書き、一文字一文字丁寧に書くことにより、空間認知能力は上がります。​


逆に言えば、
授業中の姿勢が悪く、実技教科に真剣に取り組まず、文字が汚い生徒は、数学の図形問題や国語の小説で点数を落とし、提出物の期限を守ることが出来ないことが多い のです。​


実際、自校作成校レベルを受験する子達でも、実技教科がイマイチの子は、2学期期末の数学で点数を落としたり、数学の偏差値が上がらなかったりするケースが目立ちます。

「数学が苦手です」「数学の偏差値が伸びません」という子達の多くが、実は実技教科の成績が悪く、姿勢や文字が汚いという事実は、今一度確認しておいた方がいいでしょう 。​


​◆相談3「定期試験の勉強法が分かりません」​


要するに勉強したくないのでしょう。以前も書いたように、勉強法なんて簡単で


1 取りかかる
2 続ける


の2点のみです。

その上で、もっと技術論的なことが知りたいのであれば、ネットで検索すれば、おどろくほど出てきます。それすらやらないのは、おそらく根本的に勉強をしたくないのだと思います。


​どんな勉強法も面倒くさいことばかりです。そして、 人が「面倒くさい」と感じるのは、危機感がない時 です。危機感がない状態では、いくら方法論を教えても無駄です。​逆に、危機感がある時は「面倒」という感覚は頭に浮かんできません。


まずは行動をしてください。すぐに行動することです。

​​​「 チャンスに出会わない人間は一人もいない。それをチャンスに出来なかっただけである 」というのは  アンドリュー・カーネギーの有名な言葉ですが、すぐに行動する癖をつけておかないと、必ずチャンスを逃します。また、これも有名な言葉ですが、「チャンスの神様には前髪しかない」そうです (たこ八郎みたいな感じですかね) 。一度通り過ぎてしまったチャンスは二度と掴むことができないという意味の諺です。チャンスが来たらいつでも掴めるよう、 常に「準備OKの自分」を作っておく ことが重要です。

​​​
​​学校の定期試験というものは範囲が限定された簡単なテストです。しかも、 「授業をやった先生と問題を作った先生が同じ」という、この世で最も簡単な類いのテスト です。テスト問題を作成している先生が、普段の授業を担当してくれているのですから、 授業内にヒントは散らばっているはず です。これで点数が取れないようだと、入試ではもっと点数がとれません。

​​
​​​​アリストテレスの『​​ 動物部分論 ​​』の言葉を借りれば、 入試問題 というのは、「きわめて崇高かつ神聖なものであるが、完全には知り得ないものである。 それらを調べる手がかりになるものや、我々が知りたいと思っているものは、ごく僅かしか与えられない 」という類のものであり、

一方、 定期試験 というのは、「 われわれ自身がこれらの中で生活しているがゆえに、われわれには十分な情報が与えられているのであり、われわれが十分な労を厭いさえしなければ、それらのさまざまなの種すべてについて豊かな資料を集めることができる 」という類の試験です。​

後者のタイプの定期試験は、基本的にはできれば9割以上、最低でも8割は取りたいところです。​​​


※他にも、作文について質問されましたが、また別の機会にでも・・・





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最終更新日  2022年09月16日 06時11分41秒


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 ↑  塾の考え方は、上記「Freepage List」をご覧になってください。


「キャラベル(Caravel)」は、大航海時代に活躍した小型船です。操舵性が大変高く、逆風でも前進できるのが特長でした。

「キャラベル船」と同時期に活躍していた大型帆船「キャラック」は、大量の物品を積むことができたので、商業・貿易は大きく発展します。つまりビジネス向け・お金儲け向けの船です。しかし、多くの人員・スタッフが必要で、航行精度という面で弱点を抱えていました。とりわけ、強風は苦手で、逆風が吹くと転覆する可能性も大きかったと言われています。

そこで登場したのが「キャラベル」です。キャラベルは大変優れた操舵性とスピードを兼ね備えていました。必要な人員も少なくて済み、費用面でも大変優れていたと言われています。小型で小回りが利き、逆風の時でも風を味方につけ、精度の高い航海が可能になりました。「キャラベル」の登場により、大航海時代の活動範囲は大幅に広がっていき、数々の偉業が達成されました。


塾も船と同様です。

大型の塾には大型の塾なりの良いところがあります。しかし、規模が大きくなればなるほど、多くのスタッフが必要となり、授業料も高くなってしまいます。「生徒の学力アップのため」に各種講座や合宿を行うのではなく、「社員の賞与(ボーナス)のため」に特設ゼミや合宿を開催するという本末転倒な経営になってしまいます。

こうした大手塾が都立高校を受験をする上で必ずしも適している訳ではありません。
せっかく授業料の安い都立高校に入れたとしても、その前段階として、塾に何百万円ものお金をつぎ込んでいては、あまり意味がありません。

進学塾キャラベルは、教室の規模を最小限に抑え、高い操舵性を重視しております。また、塾長が指導にあたることにより、授業料も最小限に抑えています。キャラベルは、保護者の方が求めている操舵性と経済性を兼ね備えた進学塾です。

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