日常の小さな幸せ

Jul 20, 2007
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カテゴリ: 日々の出来事
juvenile justice center

サンフランシスコだけでも

年間に数百人もの子供達が

家庭内での虐待等が理由で

親元から引き離されて

施設に送られているそうです。



親元から施設に送られる時は

「お母さん、お父さん、さようなら」

なんて

お別れの挨拶も無いそうで



ある日、突然

当事者達にはわからないように

虐待を受けているであろうと思われる

子供の通っている学校等に

施設が引き取りに来るそうです。



だから

施設に引き取られたばかりの子供達は

着の身着のまま。

朝、学校へ行って

午後は家に帰ってくるつもりだったのに

…もう家には戻れない

という状況に。



そういう子供達のために

「Kids Emergency Essentials Pack」

というものがあります。



この中には

テレフォンカード

Tシャツ

筆記用具

等々

が入っているのですが



それだけでは

何か寂しい

もっと心温まるような

何かを足そう



という事で

手作りのぬいぐるみを

入れる事になったそうです。



で、今週

親子3人で

このぬいぐるみ作りに

参加してきました。



ぬいぐるみ作りの場所は

どういうわけか

…サンフランシスコの少年院。



ここはTwin Peaksという場所に

新しく建てられたばかりで

とてもキレイでした。

中も広々としていて

住み心地は良さそうな感じ。



犯罪を犯してしまった子供達の他にも

上でお話したように

親の虐待等が原因で

施設に送られたものの

そこを逃げ出してしまった子供達も

最終的には

ここに送られてくるそうです。



日本よりも

子供への虐待については

厳しい米国なので



虐待

と一言で言っても

そのレベルはいろいろだと思います。



でも

施設を案内してくださった

お姉さんの説明によると



「この施設では

 誕生日にケーキとピザで

 お祝いをします。



 ケーキとピザなんて

 大した事じゃないかもしれないけど



 ここの施設に来る子供達にとっては

 それが初めての

 自分のための

 バースディケーキだったりするのよ。」



…思わず目頭が。(泣)




ちなみにこの施設には

8歳以上の子供が入るそうです。



うちの娘は6歳で

今でも夜中に

「ママ~。一緒に寝て~。」

なんて半泣きで

寝室にやって来るくらいなのに…。



子供の親として

いろいろ考えてしまう一日でしたね。

娘も娘なりに

いろいろ考えていたようで

次の日には

お手紙をもらいました。



love letter


「Family litter

I love you.

I'm proud that I

have yougise.

Yougise are the

best family ever.

Love, ** and Kevin」



誤字は多いですが

とりあえず

感謝されている事は

伝わってきましたよ。(笑)





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Last updated  Jul 21, 2007 12:34:14 AM
コメント(22) | コメントを書く
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そうですねえ  
SHIMAYU  さん
こっちは、テレビとかで見ても
容赦なく連れて行っちゃいますもんね施設に
それはそれで、トラウマですよね。
サニーさんすばらしいことされましたね、感激しました。
あと、お嬢さんの手紙も感激しました。
こんな手紙を、もし私が自分の娘から貰ったら
泣いてしまいますよ~
ケビンの名前が載ってるところ、素敵です
(Jul 21, 2007 04:16:05 AM)

ちなみに  
SHIMAYU  さん
Yougiseとは
You guysのことなんでしょうかー? (Jul 21, 2007 04:17:12 AM)

Re:少年院に行って来ました。(07/20)  
MMMまま  さん
なんか胸が詰まるような目頭が熱くなります!
日本でも子供の犯罪や虐待がニュースに多くみるもんね~。
日本でもこういう感じののもっとオープンになると参加しやすいんだけどね。
ケビンも参加したんですね♪ (Jul 21, 2007 02:38:37 PM)

えらいね~!  
娘さん、えらいね~!!
1人で考えて、手紙書くなんて。
自分が子供の頃は、幼稚園や学校のイベントで
強制されて、親に感謝の手紙とか書いてた気がするよ。
ケビンの名前も入れてるところが、またGOOD!! (Jul 21, 2007 05:08:42 PM)

Re:少年院に行って来ました。(07/20)  
ぜん  さん
子供がそんな目に遭うなんて・・・
心のケアをしてあげないといけません (Jul 21, 2007 06:57:03 PM)

Re:少年院に行って来ました。(07/20)  
tomoelmo  さん
私は日本の少年院を見学したことがありますが、アメリカのそれとは随分違いますね。私が行ったところは古い建物だったせいもあるのか怖かったです(^_^;)

お嬢さんの心のこもったお手紙嬉しいですね♪
気になったのが、左側に見える髪の短い人の絵! ひょっとしてこれはヤンキーさながらのツッパリ少年?? なわけないですよね(笑)
(Jul 21, 2007 11:15:38 PM)

Re:少年院に行って来ました。(07/20)  
miffy5769  さん
最近の日本も安心できませんが、アメリカでは、常識では考えられないような児童虐待が多いですよね。
知らない人に自分の子供が傷つけられたら・・・と考えただけでも怒りと悲しみでいっぱいになるのに、自分の子供を親が虐待、って、まったく異常な世界。
お嬢さんは、自分の家族の有り難味を感じて、感謝の気持ちを伝えたかったのね、かわいいです。
そうそう、耳で言葉を覚えるので、スペルは間違いが多いんですよ・・・でも、ちゃんと伝わってるね。 (Jul 22, 2007 12:05:45 AM)

Re:少年院に行って来ました。(07/20)  
どこの国でも、大人の勝手ってあるんですよね。
子供が傷つき、そして傷ついた子供が他の人を傷つけてしまったり…。

私も子供から手紙ってよく書いてもらうんですが、自分からも書いてあげなくっちゃな~って気にさせられました。
(Jul 23, 2007 05:39:18 AM)

はじめまして  
考え中です さん
いつも更新楽しみにしています。自分はブログもやっていませんし、人様のブログにコメントなんてこともありませんでしたが、初コメントいたします。
虐待って程度もいろいろありますよね。
ボランティアとてもいいなと思いました。お嬢さんにも良い経験ですよね。理解あるご家族と仲良く生活することが子供にはなによりですよね。でもそれが無理なら他に代わる人や事がある事は良い励みになると思います。
いつも日記を読ませて頂いて自分も心の糧にしています。
(Jul 23, 2007 03:54:58 PM)

Re:少年院に行って来ました。(07/20)  
あったうぅ  さん
すごいなー・・・。
奥が深いですね。
しかも、ケビンまでもが・・・。←?
ボランティアは凄くいい経験だと思う。
人生観が変わるって感じだね。 (Jul 24, 2007 01:54:19 PM)

Re:そうですねえ(07/20)  
SunnyJune  さん
SHIMAYUさん
>こっちは、テレビとかで見ても
>容赦なく連れて行っちゃいますもんね施設に
>それはそれで、トラウマですよね。
>サニーさんすばらしいことされましたね、感激しました。
>あと、お嬢さんの手紙も感激しました。
>こんな手紙を、もし私が自分の娘から貰ったら
>泣いてしまいますよ~
>ケビンの名前が載ってるところ、素敵です
-----

施設内では英語だけの説明だったので(当たり前ですね。笑)、娘は今ひとつ理解できていなかったようなのですが、帰りの車の中で「今見てきたのは…」と説明したら、ちょっとショックだったらしく黙り込んでましたね。

これ、説明だけでも黙り込んでしまうくらいなんだから、実際に施設での生活を体験した子供は…。(泣) (Jul 25, 2007 05:24:49 AM)

Re:ちなみに(07/20)  
SunnyJune  さん
SHIMAYUさん
>Yougiseとは
>You guysのことなんでしょうかー?
-----

大当たり~。

ついでにfamily litterだそうですから。(笑) (Jul 25, 2007 05:25:37 AM)

Re[1]:少年院に行って来ました。(07/20)  
SunnyJune  さん
MMMままさん
>なんか胸が詰まるような目頭が熱くなります!
>日本でも子供の犯罪や虐待がニュースに多くみるもんね~。
>日本でもこういう感じののもっとオープンになると参加しやすいんだけどね。
>ケビンも参加したんですね♪
-----

アハハ、ケビンはおうちで留守番していました。
でも、大抵こういうときに娘はケビンを自分側につけるんですよ。

子供がらみの事件って胸が痛くなりますよね。(泣) (Jul 25, 2007 05:41:19 AM)

Re:えらいね~!(07/20)  
SunnyJune  さん
ペンギン1655さん
>娘さん、えらいね~!!
>1人で考えて、手紙書くなんて。
>自分が子供の頃は、幼稚園や学校のイベントで
>強制されて、親に感謝の手紙とか書いてた気がするよ。
>ケビンの名前も入れてるところが、またGOOD!!
-----

娘も父の日や母の日には、いかにも学校で「この通りに書きなさい」と言われたかのような手紙を作ってきますよ。(笑)

今回の手紙のような、娘が自分の言葉で自分の気持ちを綴った手紙の方がジ~ンと来ますね。
…誤字だらけですが。(笑) (Jul 25, 2007 05:44:14 AM)

Re[1]:少年院に行って来ました。(07/20)  
SunnyJune  さん
ぜんさん
>子供がそんな目に遭うなんて・・・
>心のケアをしてあげないといけません
-----

子供を持つ親としては、こういう話は心が痛みますよね。
(Jul 26, 2007 02:32:58 AM)

Re[1]:少年院に行って来ました。(07/20)  
SunnyJune  さん
tomoelmoさん
>私は日本の少年院を見学したことがありますが、アメリカのそれとは随分違いますね。私が行ったところは古い建物だったせいもあるのか怖かったです(^_^;)

>お嬢さんの心のこもったお手紙嬉しいですね♪
>気になったのが、左側に見える髪の短い人の絵! ひょっとしてこれはヤンキーさながらのツッパリ少年?? なわけないですよね(笑)
-----

アハハ、この子達はみんな普通の良い子達でしたよー。

ちなみにこれ参加した人達は、このボランティアの主旨と実際に何をするか(ぬいぐるみ作り)については知っていたのですが、まさか少年院で作るとは聞かされていなかったのです。

もらっていた住所に行ってみたら、そこが少年院だったので、私達を含めてみんなビックリしていました。(ついでに見学もさせてもらえたのでラッキー?でしたが。笑) (Jul 26, 2007 02:40:58 AM)

Re[1]:少年院に行って来ました。(07/20)  
SunnyJune  さん
miffy5769さん
>最近の日本も安心できませんが、アメリカでは、常識では考えられないような児童虐待が多いですよね。
>知らない人に自分の子供が傷つけられたら・・・と考えただけでも怒りと悲しみでいっぱいになるのに、自分の子供を親が虐待、って、まったく異常な世界。
>お嬢さんは、自分の家族の有り難味を感じて、感謝の気持ちを伝えたかったのね、かわいいです。
>そうそう、耳で言葉を覚えるので、スペルは間違いが多いんですよ・・・でも、ちゃんと伝わってるね。
-----

娘の英語力では、施設を説明してくださった方の言っている事が理解できていなかったようなのですが、帰りの車の中で見てきた事をもう一度説明した所だいぶショックを受けていましたね。

夫は娘のスペリングを非常に気にかけていて、「スペリングゲーム」なるものを買ってきたのですが、只今「UNO」や子供用モノポリに夢中の娘には見向きもされていません。(笑) (Jul 26, 2007 02:50:50 AM)

Re[1]:少年院に行って来ました。(07/20)  
SunnyJune  さん
ジャムママさんさん
>どこの国でも、大人の勝手ってあるんですよね。
>子供が傷つき、そして傷ついた子供が他の人を傷つけてしまったり…。

>私も子供から手紙ってよく書いてもらうんですが、自分からも書いてあげなくっちゃな~って気にさせられました。
-----

子供って本当に手紙が好きですよね。
そういえば、日本にいた頃は日本語だった手紙が、この頃は英文のものばかりになってしまいました。(汗)

手紙、そういえば私も書いてあげた事はないですね。
私からも書いてみようかなぁ…。 (Jul 26, 2007 02:53:21 AM)

Re:はじめまして(07/20)  
SunnyJune  さん
考え中ですさん
>いつも更新楽しみにしています。自分はブログもやっていませんし、人様のブログにコメントなんてこともありませんでしたが、初コメントいたします。
>虐待って程度もいろいろありますよね。
>ボランティアとてもいいなと思いました。お嬢さんにも良い経験ですよね。理解あるご家族と仲良く生活することが子供にはなによりですよね。でもそれが無理なら他に代わる人や事がある事は良い励みになると思います。
>いつも日記を読ませて頂いて自分も心の糧にしています。
-----

コメント、どうもありがとうございます。

謙遜などではなく、本当に私は親としても、人間としても未熟だとわかっているので、こういうお言葉をいただくと、「もう、本当にすみません!」って気持ちになってしまいます。(照)
これからもよろしくお願いいたします。 (Jul 26, 2007 03:04:11 AM)

Re[1]:少年院に行って来ました。(07/20)  
SunnyJune  さん
あったうぅさん
>すごいなー・・・。
>奥が深いですね。
>しかも、ケビンまでもが・・・。←?
>ボランティアは凄くいい経験だと思う。
>人生観が変わるって感じだね。
-----

そうなんですよ、奥が深いですよね。
窃盗や傷害という犯罪を犯してしまった子供も少年院に居れば、単に良い親(里親)に恵まれなかった子供も最終的には少年院に行き着いてしまうわけで…。
さらに考えてみると、子供が犯罪に走ってしまうような環境に生まれ付いてしまう事自体もある意味「運」次第だよなぁって思ったり…。

今回、娘とボランティアに参加してよかったなぁ、と思ったのは、ボランティアに関する私の考えを話すきっかけができた事だと思います。(ボランティアは人のためでなく、自分の心を温かくするため。つまり自分のためにやっているのだから、見返りは無しよ~。笑) (Jul 26, 2007 03:14:40 AM)

Re:少年院に行って来ました。(07/20)  
honyakusha  さん
確かにchild abuseって米国は深刻な社会問題ですからね。昔から。
私が小学生の頃、親に怒られてお尻とかを叩かれると
「警察にchild abuseだって言うから。学校の先生がちゃんといいなさいと言ってたもん」
と泣きながら生意気なことを言ってたようです・・・怖っ

施設で食べるのが初めてのケーキだなって
切なすぎます。
でもそういう施設に一度入ってしまうと
更正も並大抵のことではないんでしょうね。

幼少の頃から虐待のことを学校で説明するのは
さすがアメリカですよね。いい意味で。
日本でも深刻化してますからね、最近。 (Jul 27, 2007 03:19:24 PM)

Re[1]:少年院に行って来ました。(07/20)  
SunnyJune  さん
honyakushaさん
>確かにchild abuseって米国は深刻な社会問題ですからね。昔から。
>私が小学生の頃、親に怒られてお尻とかを叩かれると
>「警察にchild abuseだって言うから。学校の先生がちゃんといいなさいと言ってたもん」
>と泣きながら生意気なことを言ってたようです・・・怖っ

>施設で食べるのが初めてのケーキだなって
>切なすぎます。
>でもそういう施設に一度入ってしまうと
>更正も並大抵のことではないんでしょうね。

>幼少の頃から虐待のことを学校で説明するのは
>さすがアメリカですよね。いい意味で。
>日本でも深刻化してますからね、最近。
-----

うちの娘は今回の件がショックだったらしく、「ママとパパと一緒に居るー」と泣いてました。
でも、喉元過ぎれば…なんていう言葉もあるし、いくつまでこうやって慕ってくれるのでしょうかね?(笑)

こういう施設のお世話になってしまった子供は、社会復帰したと思っても、また戻ってきてしまったり、大人になってからも刑務所に入ったりするケースが多いそうです。
社会復帰ってどこの国でも難しいですね。 (Aug 2, 2007 12:31:51 AM)

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