東奔並走。

東奔並走。

2009.12.23
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私と同い年のモモ夫の妹ちゃんは、腎臓を患い週3回透析を受ける日々。
かれこれ12年。
今月、生体腎移植を受ける予定で4月から何回となく検査を受け準備してきました。



が・・・




まさかのドタキャン。




本人のショックは計り知れません。
ドナーにその意思がなくなったことを、とやかく言っても始まらないのですが、
最初から簡単にあげるなんて言わなければいいのに。
ぬか喜びもいいところ。


その一件も冷めやらぬ頃、話がモモ夫へ飛火した。
「 あんたがあげたらええねん。 」
と義母。。。
(義母は高齢であることと癌を患ったことがあるので提供は無理なようです。)


今までも何度か話をしてきたけれど、
モモ夫は一貫として、
「 ○子に生活改善と将来の目標がきちんと定まらない限りやらへん 」
と言ってきた。
妹ちゃんは義母と二人暮らしで、家事は一切義母任せの上げ膳据え膳。
お金は右から左に使ってしまう。
そんな状態で提供して生きながらえてもまわりに迷惑かけるだけやとモモ夫。


モモ夫は兄妹やからとか、お兄ちゃんやからと言う言葉がいちばん嫌いという。
今、○子が死んでも寿命だったと思うだけで、特に何の感情もないとのこと。


なんだかさみしいぞ。


今まで妹ちゃんはモモ夫に直接頼んだことはなかったけれど、
今回は違った。
生活改善するよう努力する。将来こういうことがやりたいといううことを熱心にしゃべっていた。

モモ夫も改めて考え直し、ドナーへの影響、検査回数、入院期間といろいろ調べていた。
でも答えは同じだった。

おかんと○子はもらってうれしいだろうけど、
わしはあげたその日から後悔がはじまる。
提供して自分より長生きすることはないだろうし、
もし合わずに機能しなくなったら、○子はもとの透析生活に戻るだけやけど、
わしは腎臓1コで苦悩を背負って生きなあかん。
自分が納得して提供してもいいという気持ちにならない限り無理や。

ということだった。

自分がもしそういう立場で、
それでちょっとでも家族が長生きできるんだったら、
使ってほしいと思う。
仮定だから言えるのかもしれないけれど、
たとえ腎臓1コになって、80%しか機能しなくても
それで家族が幸せになればいいかなと思う。

モモ夫のような考え方もあるんだと驚いたこともあったけれど、
こればっかりはなんとも言えないですね。
momoの家族は仲がいいからそんな風に考えられるんや。
と言われる。


モモ夫には長生きしてほしいので、
私、提供してもいいよ。というと
momoがやっても○子が変わらなければ意味がない。一緒や。
わしの問題やから。
と。
私が提供したらモモ夫の立場ないもんね。。。



今、日本臓器移植ネットワークに登録されている腎臓移植希望者は11923人。

今まで生体腎移植は、13000件('04年まで)ほど行われていて、
85%は親、姉妹提供7%、兄弟提供5%

あれ?兄妹はないな?はは





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Last updated  2009.12.23 18:40:40
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