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2026年05月30日
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金曜の日経平均は反発。前日のNYはイランとの和平交渉が最終段階と伝わり3指数揃って終値ベースで最高値更新。長期金利は4.45%に低下。マグニフィセント7は全て上昇。SOX指数は1%の上昇。ソフトウェア株も2.8%の上昇。WTI原油先物は88ドルに下落。金銀銅は上昇。ビットコインは下落。引け後に決算を発表したDellはサーバー需要の急増を受けて時間外で40%の急騰。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。一気に66000円を回復すると、その後は上値が重くなって高値圏で一進一退。半導体製造装置の辺りは上値が重い一方で、ソフトバンクG(9984)やファーストリテイリング(9983)が買われて牽引。またこのところ強い電子部品株も一段高の格好。

後場は半導体製造装置に買い戻しが入った他、ファーストリテイリングが一段高で日経平均も上値追いとなり最高値を更新。そのまま高値圏をキープしてTOPIXと共に最高値で終えました。売買代金は16.2兆円で過去最高。MSCIリバランスもあり引けで7.3兆円出来ました。REIT指数は反発。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYはイランとの停戦協議進捗に対する期待感から3指数揃って連日の最高値更新。長期金利は4.45%で横ばい。マグニフィセント7は総じて軟調。終値ベースでAlphabetは5月の安値、NVIDIAも決算後の安値に。SOX指数は横ばい。ソフトウェア株は6.3%の急騰。ラッセル2000は0.6%の下落。WTI原油先物は87ドルに下落。金は続伸。

ウォルシュ新FRB議長が就任しましたが、まずは言い回しなどで市場からの洗礼を受けないかどうかが注目です。市場との対話の難しさは、パウエル議長もこれまでの議長も、就任当初から苦労したところです。

また「仕方」にも注目が集まります。これは例えばウォールストリートジャーナルのニックティラミオス記者を通じたアドバルーンの揚げ方などです。丁度現在は長期金利が高い水準にあります。ですからこの辺りの発言はとにかく「足元をすくいやすい」ネタになり得ます。

アメリカだけでも30年債は07年以来の高値水準にありますが、日本やイギリスといった他の金融先進国では長期金利自体が何十年ぶりの高水準。日本は先の介入にあたってどうも10兆円規模の米国債を売却した観測があり、世界的に債券が安くなっています。こうなってくると、アメリカだけの力で金利を抑えるのには限界があります。

そもそも例えばアメリカのカード延滞率は高止まりしていますし、アメリカという国自体の借金も減る見込みがありません。トランプ関税は利子を付けて返還しなければいけませんし、戦費も嵩んでいますから、財政状態は悪くなる一方。どの国も叩けば埃が出るところばかり。

一応、国の借金は民間の貯蓄とのトレードオフになるわけですから、国が借金した分が国内に止まる分には景気的には良いのかもしれません。FRBがバランスシートの圧縮を止めた昨年12月以降、再度拡大に向かっているわけですが、それに歩調を合わせるようにMMFの残高も増え続けています。

まあ正確に言えばMMFの残高はFRBがバランスシートを圧縮していた時も増えていたのですけれど、そういった背景もあって相変わらず過剰流動性マネーが株式市場を支えている面はあるでしょう。

日本株に関してはNVIDIAとの連動性が高いアドバンテスト(6857)は決算後引き続き上値が重くなっています。またフジクラ(5803)もショック後は戻りが鈍い状況。アメリカでもハイテク株の中で世代交代が進んでいますが、日本もまた同様です。

そういったハイテク株内での資金循環があるため、なかなかトリクルダウンが起きません。TOPIX自体はハイテクのウエイトも高まってきたのでそれなりに上がっていますが、TOPIX大型株指数は最高値であるのに対して、小型株指数は2月末に付けた最高値にまだ3%程届いていません。この辺りがスタンダード指数の弱さにも繋がっています。

TOPIXのEPSも野村證券の試算では、従来予想の215.7円に対して216.8円と少し上回り、前年比では5.9%増ということでやはり過去最高。PER18倍にまで低下しています。低下したと言っても過去の適正レンジ上限16倍は優に超えているのですけれど、もしホルムズ海峡が元通りになれば利益は大きく拡大する余地があるという部分も見込んでいるとみられます。

一方で引き続き気にしなければならないのはやはり金利。日本の長期金利は2.8%を付けた後に一服感は出ています。また金曜の寄り前に出た4月CPIが思ったより低かったことが6月利上げ観測の後退に繋がった面もあるとは思います。ただ繰り返しになりますが、世界の債券市場はリンクしていますから、このまますんなり金利が落ち着くようには思えません。また、これまでの日銀審議員のコメントがタカ派のように6月利上げは避けられないでしょう。


新興市場は「中立」。金曜のグロース指数は反落。これまで人気化していたQDレーザ(6613)、PowerX(485A)、宇宙、ドローン関連株がまとめて利益確定売りに押される形。ただ他の銘柄がある程度しっかりしていたことで、その割には下げは限定的だったと言えます。6月相場に上手く切り替えることができるでしょうか。


【注目銘柄】

村田製作所(6981) は大幅続伸で1万円を付けて最高値更新。AI関連物色が電子部品株にまで回ってきて、太陽誘電(6976)や日本ケミコン(6997)などもそれぞれ15%規模の急騰に。いやー、日本の電子部品が必要とは思いますけれど、万年上値が重かった電子部品にまで資金が入ってくるのは今の相場の凄まじさを感じます。


フジクラ(5803) は続落。先のショック安から今週はストップ高も交えてリバを見せたものの、結局改めて押し戻される動きになっています。既に十分擦られた電線株から、上述の手垢があまり付いていない電子部品株への資金移動がみられる感じです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。





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Last updated  2026年05月30日 14時44分04秒
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