『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

2008.07.14
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カテゴリ: 読書前感想文
『あたしの嫌いな私の声』
                                ――第14回・読書前感想文




最近、風邪をひくなどツイてなかった私ですが、それを励ますかのように出版エージェント
の鬼塚忠さんがこの本を送ってくださいました。

著者の成井豊さんは、演劇集団キャラメルボックス(以下、キャラボ)の代表で劇作家。

実は、 私が“神”と崇める方のお一人であります。


山田真哉の20代前半はキャラボなしでは語れないほど、キャラボに影響を受けていました。

この秋にドラマ化される『女子大生会計士の事件簿』ですが、その中にたまに
ファンタジックな作品が入っているのもキャラボの影響です。


『女子大生会計士の事件簿』の登場人物たちが、その初期において万葉集の歌人の名前から
採られているのも、キャラボの名作の一つ『銀河旋律』の影響です。


そして、ここで初めてネタばらしをすると
『銀河旋律』の主人公の名前が「柿本」なんです―――。

『銀河旋律』を初めて観たときにものすごく感動して、自分が小説を書くことがもしあるなら
主役を「柿本」(柿本人麻呂から借名)にしようと思っていたのです。

連載を開始して6年が経ちますが、初のカミングアウトですね (^_^;)


さて、話を『あたしの嫌いな私の声』(舞台では『嵐になるまで待って』)に戻すと、
これも素晴らしい作品です。

あらすじは、次のような感じ。



声優志望のユーリは、テレビアニメのオーディションで見事、主役の座を射止める。
しかし、同じ声質を持つ男・波多野に出会い、声を奪われた。
ユーリだけに聞こえる不思議で恐ろしい波多野の言葉……
声を巡る「あたし」と「私」の物語。

                                               (帯より抜粋)



声優が声を奪われる、「あたし」と「私」という設定だけでノックアウトです。

いやはや、とても私なんかが書評できる立場ではございません。

山田真哉がどんな本に影響を受けて小説を書いているのか、興味のある方はぜひご覧ください。





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最終更新日  2008.07.15 01:01:15


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