『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

2013.01.05
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『問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい』の出版裏話4回目。


今回の連載からの書籍化では、 250%の加筆修正 を施しています。

雑誌と書籍とでは読者の求める質もレベルも異なるので、

(雑誌時のクオリティがよっぽど高くない限り)必ず直す必要があります。


小説の場合は20%ぐらいの加筆修正で済むのですが、ビジネス書の場合、

雑誌と書籍とでは、文章のメリハリやリズムも全く異なるので、

根本的に直す必要があるのです。



その中でも最も変化させたのは、「Q&A形式」から「講義形式」に代わったことです。

些細な変更に見えるかもしれませんが、次のようなメリット・デメリットがあります。


【文章のメリハリ】
  Q&A形式 ○  ←知識の即効性
  講義形式  ×

【文章のリズム】
  Q&A形式 △
  講義形式  ◎  ←“読み物”的。理解の定着度



「Q&A形式」だと どうしても話がブツ切りになり、リズムは取りづらい です。

(「見開きワンテーマ形式」も同様ですね)

初心者向けの入門書の場合、知識の即効性は「Q&A形式」のほうが高いのですが、

理解の定着度は“読み物”のほうが高まるので、

今回は読み物向きの「講義形式」を採用しました。



なお、「講義形式」の場合、次のようなメリット・デメリットがあります。

【メリット】 問題が出しやすい

【デメリット】 メリハリが付けづらく、冗長になりやすい


このデメリットを解消するために、膨大な加筆修正が必要になったのです。



さて、今回は私の著作では 初めてライターさんを入れました

連載時、佐口賢作さんに100%頼りましたからね。


通常、ライターさんが入った場合、著者がしゃべった内容をライターさんが

原稿に書き起こして、著者はそれをチェックするだけぐらいなのですが、

今回は佐口さんに20本ほどの原稿を書いてもらって、

その中から面白かったものを10本選んで、

山田が250%の加筆修正を加える、という変則的なやり方を取っています。

だから、これまでの本と同様に、山田らしい文体になっていると思います。



【通常】著者の言葉をライターが原稿にする → 著者がチェック → 出版

【今回】著者の言葉をライターが20本の原稿にする →  その中から10本を選ぶ

 →  著者が250%の加筆修正を加える  → 出版



こうして一定のクオリティは保つことができるのです。

もっとも、 ライターさん、著者ともに負担のかかる 方式ですが……。

(つづく)




問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい [ 山田真哉 ]



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問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい [本]
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マコトの書庫~ぼへぼへ自営業者が読書1000冊+αやってみる~

問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい/山田真哉
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最終更新日  2013.01.05 12:51:52
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