*cheerful girls*

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手術




4月9日(水)

朝9時に産院へ
義母が付き添ってくれる

受付で手術の承諾書を渡し、一番に診察室へ
内診でもう一度赤ちゃんをみてもらうが、やっぱり成長せず
膣に器具を入れられる
子宮口を開けるため?らしい
さっそく痛い・・・怖い・・・
そのまま12時まで待っていてください
と言われる

待合室でお義母さんとぼーっと待つ

当たり前だけどお腹の大きな妊婦さんがやってきては帰っていく
前に座っている人はダンナさんと来ていて
撮ったばかりのエコー写真を嬉しそうに見ている
今の私には辛いよぉ

ふと斜め前のイスに座っているカップルに気付く
ダンナ?の膝に頭を乗っけたりして仲良くいちゃいちゃしている
私より2・3歳位年上っぽいショートカットの子
この人達もそういえば9時からずーっといてはるなぁ
と思っていたら案の定、一緒の手術待ちの人だった

12時半、午前の診察が終わってから看護師さんに呼ばれ
2階の処置室へ案内される
あのショートカットの子も一緒
手術は私からだった

手術も麻酔というものも初めてでかなり緊張していた
というより怖くて怖くて仕方なかった
『怖くて震える』
という言葉があるけど、実際に震えるなんてことはないと思っていたが
本当に自分が震えていたのでビックリした
昔ピアノの発表会で緊張して震えるのとはまた違うかんじだった

台に乗り点滴をうたれる
これがまたへたくそな看護師さんで、4回も失敗された
こんなに血管が浮き出ているのに!!!
何回も手をパンパン叩かれるし、点滴が漏れて痛い
おいおい・・

もう少しそのままにしていてねー
と先生が言いながら、看護師さんたちが世間話をしているのを
聞いているうちに、意識が無くなっていった・・・・

・・・・・・・・・・

ふと気付くとまだ処置中だった!!!!!
痛い、痛い、痛い、
子宮の中を爪のついた棒でぐりぐり引っかかれているようだった
私は「痛い」と叫びたかったけど声にならない
本当に痛い!目を開けたくっても開かない
力も入らない
頭だけが目覚めたってかんじ
「痛いよぉ」
やっとの思いで声を出すと先生が
「痛くない痛くない、もうすぐ終わるからねー」
と言う
本人が痛いって言ってんのにぃーーーー

・・・・・・・・・・・・・

気付いたら、ベットの上・・・
ではなくストレッチャーの上だった
横には心配そうに義母が座っていた
少し泣いているようだった
お腹がパンパンに張ってズキンズキンしていた
義母に声をかけようかと思ったけど声にならない
頭は完全に目覚めていて周りの看護師さんたちの声はしっかり聞こえていた
が、体が動かない


15時頃まで横になっていたが看護師さんに起こされて
なんとか歩けるようになったのでもう一度内診を受けて帰ることに
まだふらふらしていた
義母に支えてもらいながらやっとの思いで1階に下り会計を済ます


帰りの車の中


私の手術中、義母がイスに座って待っている時
手術を待っているあのショートカットの子に話かけたらしい
「あなたも流産したの?」って
そしたら
「いいえ、私はおろすんです。」
義母は驚いて理由を聞くと、
「私には小さい頃からの夢があって、今それがかなえられそうなんです。
だから今、結婚するわけにもいかないし、子供なんて産んでられない。それに中絶は3回目だし、、、おたくは中絶じゃないんですか?」
と言われたらしく義母は
「うちは違います!!」
と言ったそうで、中絶と一緒にされたくないと言いたかったらしいけど
我慢したんやっ、て怒りながらに話してくれた

中絶については賛否両論、いろんな意見があるだろうし
いろんな事情があるんだろうし、私はあまりここでは触れないでおこう
と思うのだけど、ひとつ思ったのは
そんなにもあっけらかんと命を捨てることを口にするものではないんじゃないかということ
私の周りでも仕方なしに中絶した子がいっぱいいるけど
でも、それに対して皆いろいろな思いを持っている
子供が欲しくても出来なくて、不妊治療をしている子もいるし
今回の私でも、どうしても命をつなげたかった
なのに、なんで簡単にそんなことが言えるのだろう
と怒りよりも悲しみのほうが先に出てしまう

命より大切な夢ってなんだったんだろう・・・
聞きたかったなぁ





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